シャンパーニュ・概論・産地
日本ソムリエ協会教本2024 P.585〜591
概論
概論(重要度B)
まずはP.585〜の文章を一読し、出題されやすい下記のポイントを簡潔に覚えましょう。
- パリから140km東(P.585左)
- 白亜質の土壌(P.585左)
- 7割がマルヌ県(P.585左)
- メゾンが7割を生産(P.585右)
- ランスの大聖堂(P.586右)
- 日本は第3位の輸入国(P.586右)
- 年間平均気温11度(P.586右)
- シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの解説(P.587左)
例題: シャンパーニュ地方で使われている主要品種の中から次の特徴に合致するものを選択してください。 「発芽の遅い品種で栽培面積の占有率は33%。シャンパーニュにフルーティさとしなやかさをもたらす。」
- ムニエ
- シャルドネ
- ピノ・ブラン
- ピノ・ノワール
正解: 1
産地とAOC
産地(重要度B)
P.588左の「4大ブドウ栽培地」を一読してください。その中でも下記の3地区が重要です。これらの位置と特徴を簡潔に覚えましょう。
- モンターニュ・ド・ランス
- ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- コート・デ・ブラン
また、P.587下の地図もご覧ください。地図で位置を押さえておくと、解説が覚えやすくなります。
例題: 次の説明に合致するシャンパーニュの生産地区を選択してください。 「エペルネの南に連なる丘陵地の斜面にブドウ畑が広がる。シャルドネが多く植えられている。」
- Montagne de Reims
- Vallée de la Marne
- Côte des Bars
- Côte des Blancs
正解: 4
グラン・クリュ(重要度A)
P.587右の「Champagne」というところを一読してください。シャンパーニュ地方では、産地の村(クリュ)が80〜100%まで、1%きざみの21段階に格付けされています。その中で最上の100%の村をグラン・クリュと呼び、主要3地区に合計17村存在します。
2018年までの教本には、全てのグラン・クリュについてどの地区にあるか解説がありましたが、2019年以降の教本では一部のみ解説されています。2023年の教本ではP.588左の本文で言及されているグラン・クリュのみ、どの地区にあるか、また簡単な特徴を覚えましょう。
- モンターニュ・ド・ランス地区: 9村←最多(うち本文で言及されているものは下記の5村のみ)
- マイイ・シャンパーニュ(地図5番)
- ヴェズルネー(地図8番)
- ヴェルジー(地図9番)
- アンボネー(地図1番)
- ブージー(地図3番)
- ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区: 2村(うち本文で言及されているものは下記の1村のみ)
- アイ(地図10番)
- コート・デ・ブラン地区: 6村(全て本文で言及されています)
- オワリー(地図17番)
- シュイイ(地図13番)
- クラマン(地図14番)
- アヴィーズ(地図12番)
- オジェ(地図16番)
- ル・メニル・シュール・オジェ(地図15番)
例題: 次の中からシャンパーニュ地方Montagne de Reims地区に属し、エレガントで引き締まったピノ・ノワールを生み出す北向きのグラン・クリュを選択してください。
- Mailly-Champagne
- Oger
- Oiry
- Chouilly
正解: 1
AOC(重要度C)
シャンパーニュ地方のAOCは下記の3つしかありません。「Champagne」が一番有名ですが、試験にはそれ以外の2つもよく出題されます。生産可能色と品種に注意してください。
- シャンパーニュ(スパークリングワインのAOC、P.587右)
- コトー・シャンプノワ(スティルワインのAOC、P.588左)
- ロゼ・デ・リセ(スティルワインのAOC、P.588左)
例題: 次の中からシャンパーニュ地方のAOCワインRosé des Riceysが使用できる品種を選択してください。
- ムニエのみ
- ピノ・ノワールのみ
- ピノ・ノワール、ムニエ
- ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネ
正解: 2
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
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