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2024年の教本改訂箇所

日本ソムリエ協会教本2023年版と2024年版には、下記のような差異があります。2023年版の教本をベースに作られた参考書(2024年3月1日以前に出版されたもの全て)を使っている方はご注意ください。

下記以外は、統計の数字が最新のものに変わったところ以外はだいたい同じです。全体として95%以上内容は同じなので、試験対策は例年通りで良いと思われます。

1. 概要

  • 全34章(変動ありません)、878ページ(16ページ増えました)
  • 生産国は26カ国で変動はありません

2. 著者交替

2024年度に著者が交代した章はありません、したがって全面改訂の章もありません。

3. 改訂箇所

細かい統計の数字以外で改訂されたところは下記の通りです。ワイン受験.comの講座と問題集には全て反映予定です。

ワイン概論

  • P.2 世界のワイン生産量の順位が変わりました

酒類飲料概論

  • P.47 日本酒のGIの一覧表が追加されました

飲料概論

  • P.74 日本茶に関する記述が大幅に加筆されました

日本

  • P.84 歴史が全面改訂されました
  • P.96 甲州の歴史が全面改訂されました

アメリカ

  • P.134 歴史が加筆されました
  • P.145 ナパ・ヴァレーの土壌について加筆されました
  • P.153, 182 新しいAVA Long Valley-Lake Countyが追加されました
  • P.182, 183 新しいAVA Winters Highlandsが追加されました(ソラノとヨロにまたがっています)

イタリア

  • P.204 品種の表が改訂されました
  • P.214 ピエモンテ州に新しいDOCG Canelliが追加されました

ウルグアイ

  • P.285 リオネグロという産地が消えました

カナダ

  • P.368 オカナガン・ヴァレーのサブリージョンが大幅に変更されました

ジョージア

  • PDOが20個 → 29個に増え、解説が追加されました

ドイツ

  • P.508 品質等級の表が追加されました
  • P.507〜508 各品質等級の最低アルコール度数の記載が復活しました(2022、2023年の教本から消えていましたが2024年に復活)

ニュージーランド

  • P.536〜540 プロフィールと歴史が改訂され、内容が再編されました

ハンガリー

  • P.551 ヴィンテージレポートが追加されました
  • P.553 歴史が加筆されました
  • P.554 地質多様性と地形学が追加されました
  • P.558 トカイワインのスタイルが追加されました
  • P.560 トカイワインの品種が追加されました
  • P.561、P.568 ドゥナントゥールのスペルとカナが修正されました

フランス

  • P.706 ボルドー全域の解説が加筆されました

南アフリカ

  • P.774 プロフィールが大幅に加筆されました
  • P.779 沿岸地域がコースタル・リージョンという呼び名に統一されました
  • P.784 オーヴァーバーグ地区の解説が追加されました

ルーマニア

  • P.792、795 DOCが1つ増えました

テイスティング

  • P.804 テイスティングガイドが、国際ソムリエ協会のフォームに準拠した内容に全面改訂されました

チーズ

  • P.820 イギリスのGIに関する解説が追加されました
  • P.821 日本のGIに関する解説が追加されました

ワインの購入・保管・熟成・販売

  • P.856 酒税法は2023年10月1日に改正されました、2024年の酒税はP.857の表で覚える必要があります

ソムリエの職責とサービス実技

  • P.862〜 ワインのサービス実技の解説が若干改訂されました