2025年の教本改訂箇所
日本ソムリエ協会教本2024年版と2025年版には、下記のような差異があります。2024年版の教本をベースに作られた参考書(2025年3月3日以前に出版されたもの全て)を使っている方はご注意ください。
下記以外は、統計の数字が最新のものに変わったところ以外はだいたい同じです。全体として95%以上内容は同じなので、試験対策は例年通りで良いと思われます。
1. 概要
全34章(変動ありません)、792ページ(86ページ減りました)、これは内容の一部をPDFファイルにして電子資料化したためです。生産国は26カ国で変動はありません。
統計、AOC、DOCGなどの表が「資料編」として外出しのPDFファイルになりました。教本にはQRコードが掲載されていて、それを読み取るとPDFファイルが開きます。このPDFファイルからも多数問題が出題されると思われますので注意が必要です。
2. 全面改訂
2025年度に全面改訂された章はありません。
3. 改訂箇所
細かい統計の数字以外で改訂されたところは下記の通りです。全体に今年はほとんど改訂されていません。ワイン受験.comの講座と問題集には全て反映予定です。
ワイン概論
- P.10 仕立て方に関する記述が加筆されました。
酒類飲料概論
- P.45〜46 日本酒の新しいGIの解説が追加されました。
アメリカ
- 2024年承認のAVAが6個追加されました。
チリ
- P.460〜461 DOコスタとDOアンデスの地図が追加されました。
ドイツ
- P.466「品種の生産地域別栽培比率」の表が追加され、品種に関する記述が加筆されました。
- フランケンの3個のベライヒが細分化されて12個となり、ベライヒの総数は42 → 51地区となりました。
- ドイツで最も狭い生産地域はヘッシッシェ・ベルクシュトラーセ → ミッテルラインとなりました。
ハンガリー
- P.517 DHCの地域が7 → 4に減りました。
フランス
- ロワール渓谷地方のサントル・ニヴェルネ地区 → サントル・フランス地区と呼称が変わりました。
チーズ
- シェーヴルタイプという分類は無くなり、酵母タイプと分類されるようになりました。