ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 齋藤司さん
第1章: ワインエキスパートを受けるに至った経緯
もともとお酒は全般に好きで、主に焼酎やウイスキーを飲んでいました。時折ワインを飲む機会はありましたが、実はそれほど美味しいと思ったことは数年前までありませんでした。
それでもいくらか興味はあり、Amazonで購入したニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランや、スペイン料理店で飲んだリオハのテンプラニーリョが美味しくて感動するといった機会は少しずつありました。
世の中には感動するほど美味しいワインがちゃんと存在しており、選べばそういうものを飲むことができるということが、だんだんわかってきたのだと思います。そしてどうして、ワインという飲み物に情熱を傾ける人がこんなに多いのだろう、ワインにはどんな魅力があるのだろう、という想いは徐々に膨らんでいたのだと思います。
2018年の2月頃には、ついに意識してワインを飲むようになりました。この頃、「ワイン1年生」という本を購入して、ワインってなかなか面白そう、そんなに難しく考えなくて良いのかも、と思い始めました。
ワイン検定ブロンズクラスから始める
そんな中、ソムリエ協会が開くワイン検定というものがあることを知りました。2018年5月にワイン検定のブロンズクラスを、11月にシルバークラスをそれぞれ受けました。これらは本当に基本的なところから学習することができ、良いステップを踏むことができたと思います。
シルバークラスを合格した時点でいっぱしのワイン通のつもりでしたが、やはりいよいよワインエキスパートを受験したいという気持ちが高まりました。しかし某ブログで、ブロンズ:シルバー:ソムリエの難易度の比は1:7:100と紹介されているのを読み、愕然とした記憶があります。