ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 齋藤司さん
第4章: 試験を終えて
Excellence, then, is not an act, but a habit.
二次試験が終わった翌週に、ソムリエ協会の例会セミナーがありました。講師は、憧れのソムリエ協会副会長、石田博先生。本当に素晴らしいセミナーでした。そのプレゼンスライドの最後のページに上述の文章が書かれていました。これは、Aristotle(アリストテレス)によるとされている格言で、
“We are what we repeatedly do. Excellence, then, is not an act, but a habit.”
(人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、ただ一度の行為でなく、習慣なのだ。)という全文です。
繰り返し練習し、習慣にすること
繰り返し練習すること、それを習慣にすることはワインの勉強においても当然大切だったのだと思いました。ワイン受験.comで推奨されている、模擬試験を何度もやることや、小ビン詰め替え法によるテイスティングの繰り返し練習が、まさにそれです。
10月18日午後5時、Web上で合格発表があり、無事自分が合格しているのを確認しました。自分なりに一生懸命頑張って勉強したつもりだったので、合格は素直に嬉しかったです。
ワインは生涯学習として最適
ワインを勉強するということは、歴史や文化、科学について広く勉強することであり、大いに知的好奇心を刺激されましたし、自分を伸ばすことができたと思います。成人になってからの生涯学習として最適だと思います。次はワインエキスパート・エクセレンス(ワインエキスパートの上位資格)を目指して、今後も勉強を続けたいと思っています。
自分はワインを飲むようになって、たくさんの新たな学びや、多くの人との出会いを通して、少し人生が豊かになったと思います。今後はぜひワイン検定を開くなどして、人生が豊かになるワインを、かつての僕のような人たちに伝えたいと思います。