ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Shunya Satoさん
第9章 試験を終えて
2019年の3月から勉強を開始し、10月までの約7か月間、勉強漬けの毎日でした。正直なところ勉強は大変でした。覚えるそばから忘れてしまう自分に嫌気が差したことは、一度や二度ではありません。
しかし、あきらめずに問題集をコツコツ繰り返すことで、高い壁だった模試のA判定も取れるようになりました。ワイン受験.comの問題集は、気の遠くなるほどやりこみました。
ワイン受験.comの問題集システム(?)は本当に優秀です。詳しくは解説ページを見て頂くとして、これを考案し、実現した先生の実行力、技術力は如何ほどかと思います。18年度からの難問・奇問・地図問の反映にも相当時間を費やされているはずです。
教本のこんな記述には注意する
私はワイン受験.comの問題集をひたすらやりこみましたが、この勉強法の唯一の弱点としては「問題集に無い教本部分を読まなくなってしまう」ことだと思います。試験当日、参考書にも問題集にも無かった問題が出ると本当に焦ります。試験後、教本を確認すると、以下のような記述から出題されていました。
- 「この地域を代表する~」
- 「~と呼ばれている/言われている/広く知られている」
- 「最も~、最低/最高~、~が多い/少ない」
- 「~は高い評価を得ている/重要である」
また、「産地周辺の山/海/川/風の名前、気候の愛称」や、「人名/組織名と関連する年号、出来事」も細かく出題されています。
本番時に焦らないように、模試の復習をする際にでも、教本の上記記述部分をチェックしておいた方が良いと思います。「そういえば何か書いてあったはず」と思えるだけでも違います。きちんと読んでいなかった私は非常に焦りました!
教本はちゃんと読もう
結局のところ、「ちゃんと教本を読むこと」というソムリエ協会からのメッセージを感じます。2019年は問題の共有も禁止されました。真面目に勉強することが求められているのだと思います。
今後も、この傾向は変わらないと思います。二次試験も同様で、品種当ても大事ですが「ちゃんと適切なコメントが出来ているか」ということを問われていると思います。
きちんと対策すれば合格できる
総じて楽な試験ではありませんが、きちんと対策すれば合格できます!「好きを形にする」ためにも、是非挑戦してもらいたいと思います。合格後は色々な意味で反響があり、酒仲間からも、行き付けのお店からも一目置かれるようにもなります!
ワイン好きを自負するなら、是非エキスパートを目指しましょう!!
最後に、合格まで導いて頂いた山崎先生、紫貴先生、本当にありがとうございました!!