ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス A.Oさん
第1章 参考書は3つに絞る
私はアカデミー・デュ・ヴァンで山崎先生の受験講座に約半年間通い、ワインエキスパートを受験しました。受験情報・学習の進め方のアドバイス、テストのポイント、テイスティングご指導と、最初から最後まで合格を導いて下さいました山崎先生に、先ずはお礼を申し上げます。
始まり
日々美味しく、楽しくワインを頂きたいと考えていた私が資格にチャレンジしようとは、当初考えてもいませんでした。しかしワインの出会いの場が広がるにつれて、資格を取得された方が口々に、「資格取得を入り口として、ワインの世界が広がりました」と語られる姿を間近に拝見し、徐々に受験の気持ちが高まりました。
一方で、仕事や家庭を持ちながら、8か月に及ぶ受験生活に挑む価値があるのか迷いましたが、先生に「楽しいから、やってごらんなさい」と背中も押して頂き、始めるからには1回で合格出来たらいいなぁと、先ずは気負わずに、ワイン受験.comの一日一問メルマガ登録から、始めました。
参考書は3つに絞る
テストにチャレンジする目的や学習スタイルは人それぞれで、最短ルートを目指す方もいれば、この機会に知識を増やそうと、早い時期からコツコツ学習されている方もいらっしゃいました。
私は言うなれば、中間派。受験参考書は、アカデミー・デュ・ヴァンのテキスト、ワイン受験.comの一次対策講座、ソムリエ協会教本の3つに絞りました。そして暗記に疲れた時には、少し受験を離れて、ワインの歴史の本などを読み、気分をリフレッシュしました。気分転換のつもりの歴史の本が、最後にはワイン歴史問題に大きく貢献することになろうとは、その時は知らず...
情報収集
先ず最初に、受験の情報収集を行いました。ネットでは受験者のブログも見付かりますが、時間を掛けずに、必要な「アドバイス」を幅広く得るには、ワイン受験.comが最適だと思います。初期に必要な情報とアドバイスを得られことで、安心して学習を開始することが出来ました。
その後も、学習の進め方で分からない事や、迷いが出て来た時は、ワイン受験.comの「知る」とは、に戻り、学習の最後まで、ワイン受験.comの情報発信にお世話になりました。
学習スタイルを思い出す
手元にテキストと教本が届き、過去問を確認してゴールは分かったものの、久しぶりの受験勉強のため、効率的にゴールに辿り着く学習方法を思い出すのに、少し時間が掛かってしまいました。
突破のヒントは、アカデミー・デュ・ヴァン1回目の授業で山崎先生が出された宿題でした。「メドック2〜5級格付けシャトーを、次の授業(1週間後)迄に覚えてみて下さい」。
最初から全て暗記など出来ませんでしたが、その1週間で、暗記方法のスタイルを思い出すことが出来ました。皆さまも学習を始めたら、最初の1週間で何か1つのテーマを暗記してみる事で、ご自身の暗記スタイルを見つけてみて下さいね。
インプット
暗記・学習方法が見付かりましたら、後はひたすら整理をして、覚えていくだけです。これと決めたテキストに、例えば生産色は色を引いて視覚で覚えるなどの工夫を加えて、iPadに入れて持ち歩き、繰り返し眺めました。
アウトプット
整理・暗記が進みましたら、ワイン受験.comの「問題集」をひたすら解きました。幅広い分野から出される問題に、何度も当たることが大事だと思います。最初は間違っても気にせず、とにかく通勤時にiPhoneで問題を解き続けました。
そうすると、自分が覚えきれていないところが、段々見えて来るのです。ブルゴーニュが好きだから... と言って、好きな産地に偏っていて、フランス以外が覚えきれていないわ、とか、最初に覚えたボルドー格付けを忘れてきているわ、とか。
最後は模擬試験
最後の3週間は、ワイン受験.comの「模擬試験」を使って、本番同様の形式で1日2試験分を解いていきました。模擬試験はシャッフルされて何セットでもダウンロードが出来ますので、40セット分を印刷し、時間を計って解いてはミスの復習を繰り返しました。
また、ここ数年毎年地図問題が出題されています。教本に掲載されていない地図が出る筈がない、出るなら教本通りの地図が出る筈(ただの想像です、2015年はその通りでした)、とテキストや手書きの地図で覚えた後に、最後は教本に掲載されている(少し分かりづらい)地図でも回答出来るよう確認をしました。