ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 富士山さん
第3章 使用した教材と勉強方法
まず、私の合格体験記を参照されるに当たって、皆さんに認識頂きたい事は、私の受験対策は殆ど「ワイン受験.com」を使う事を前提に書いてあります(使用している教材も全て「ワイン受験.com」推奨)。私はそれで合格できましたし、その内容は必要且つ充分だと思います。
1. 暗記教材
使用した教材
- 矢野恒著「ワイン受験ゴロ合わせ暗記法2018」
- ワイン受験.com「山崎和夫の単語帳2018」
勉強方法
ワインエキスパートの受験勉強は暗記で始まり、暗記で終わります。私の場合、まず受験勉強スタートに当たって、メドックの格付けを覚えました。近年の出題傾向では重要分野ではなくなりましたが、自分の暗記方法を確立する為、また自信を持つ為にも、丁度いいところだと思います。
暗記内容は「ワイン受験ゴロ合わせ暗記法2018」を使用しました。ただし、この本を端から端まで覚えるのではなく、ワイン受験.comの「山崎和夫の一次試験対策講座2018」と照らし合わせ必要な個所をピックアップし、不足分は自分でゴロを創作しました。
記憶定着状態をチェックする為に「山崎和夫の単語帳2018」を活用しました。
記憶の維持
多くの人が痛感すると思いますが、馴染みのない単語(フランス語、イタリア語、ドイツ語など)はすぐに忘れます。暗記と忘却の繰り返しです。
ただ1回覚えた事は、2回、3回と繰り返すうちにより短時間で、より容易に暗記できるようになります。また100%暗記する必要もありません。目標は記憶を完璧に定着させるのではなく、徐々に暗記サイクルを短くし、試験直前1週間で一通り再度暗記できるようなれば、充分合格レベルに達しています。
2. 参考書
使用した教材
- 日本ソムリエ協会「教本」
- ワイン受験.com「山崎和夫の一次試験対策講座2018」
- 杉山明日香著「受験のプロに教わるソムリエ試験対策講座2018」
勉強方法
「教本」に「山崎和夫の一次試験対策講座2018」で指定されている重要度A〜Cを蛍光ペンで全てマーカーをしました。ただ「教本」は、文章での説明が多く、見に難いところが多かったことから、地図や一覧表がよくまとまっている「受験のプロに教わるソムリエ試験対策講座2018」を必要なところだけ、コピーして日常の勉強に使用していました。
3. 問題集
使用した教材
- ワイン受験.com「山崎和夫の問題集2018」
勉強方法
「山崎和夫の問題集2018」は他の追随を許さない、唯一無二の問題集だと思います。以下列記の通りWebの利点を最大に生かした教材です。
- 日常持ち歩いているスマートホン(携帯電話)さえあれば良い
- 重要な項目は繰り返し出題される
- 設問の選択肢は自動変更され同じ問題がでない
- 自分の学習実績が自動記録され、いつでも進捗状況が確認できる
まず、暗記すべきことを覚え、次に最初はテキストを参照しながら、問題を繰り返して解いていく内に、見なくても解答できるようになるまで続けました。各分野の学習回数50回を目標として勉強し、最終的には回数トータル2,354回、問題数トータル15,556問まで勉強しました。
4. 自作ノート
最初からやっていれば良かったと思う勉強方法は、必要事項をノートにまとめる勉強方法です。ノートはB4版7mm方眼罫線の物を使用し、パイロットのフリクションボールペン(間違えても消せるタイプ)を使用しました。
ノート見開きを1ぺージとし、手書きで地図、図、必要事項を色違いに書き込みました。中高と美術部に所属しており、絵を描くことが元々好きだった事もあり、青年時代の川上善兵衛やバスビーなどの似顔絵なども描いたりして、自分なりに楽しみながら、ノートを作成しました。
手前味噌ですが、自作ノートは良くまとまっており、受験直前の復習に大いに役に立ちました。