ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス まぁすけさん
第5章: 振り返り、全体を通して良かった点と反省点
全体を通して良かった点
- 勉強が苦手なため早く勉強開始した事(10月から)により、途中モチベーションが下がっても勉強期間はゆとりがあったので追い込まれずに勉強する事が出来ました。
- インプットだけでは駄目だと思い、ワイン受験.comの練習問題をひたすら解いた(各科目ごとに判定が分かり、今の自分の得意不得意などの状態を把握しやすかった)
- グルナッシュをピノノワールと回答してしまいましたが、外観香りなどは目の前のワインの姿をそのままコメントした事により、テイスティングコメントを大きく外す失態は避けられたと感じています。
- 見直しの重要性。回答箇所や回答数の間違いが無いか確認した結果として未回答を見つけたので、やはり見直しチェックは大事でした。
- 分からない点、疑問点はワインショップの店員さんに聞いたり、山崎先生の講座で質問したりして必ず解消していました。
反省点
- 一次試験対策は優先順位の低い東欧などその他の国々は詰め込み気味になってしまったため、内容が混同しました。
- 二次試験対策の小瓶詰め替え法は9月から開始しましたが、一次試験終了後すぐに開始すればよかったです。ブラインドによる比較テイスティングは勉強になります。
- 二次試験前日に追い込み過ぎて一日中ブラインドテイスティング、その他の飲料20種類ほど飲んだら試験当日は気持ち悪くて軽い二日酔いの状態になってしまいました。
- テイスティングコメントの基本形はうる覚えでの受験になったので、回答に時間がかかり本番では焦りました。また、メモ用紙が無かったのでメモをどこに書けばいいか分からず、直書きしたのも想定と異なり心理的に焦りが加速してしまいました。
- 二次試験会場内は冷房が強く、上着無しで行ったので手足が冷え切ってしまったことが失敗です。カイロを持っていき、直前まで手を温めたら良かったと振り返ります。自分はお腹弱いためリスク管理が甘かったです。あまりの寒さに試験中に上着を着る人を何人か見かけました。
受験者へのアドバイス
一次試験を受験する人へ
- とにかく練習問題を解いて、インプットだけでなくアウトプットをする。1年間は自分の時間を全て勉強に充てる覚悟でやる。ライバルが遊んでいる時、私は勉強している。ライバルが勉強している時、私も勉強している(有名なプロボクサーの言葉を自分に言い聞かせていました)
- もっと勉強しておけばよかったなと後悔しない程度まで勉強する。仕事が忙しいとは思いますが、勉強時間を自分で作るしかないです。スマホやテレビを見る時間を減らしてその分の時間を勉強時間とするなどストイックになる必要があります。
二次試験を受験する人へ
- まずは品種特徴香を掴めるようになると、生産国ごとの違いが頭に入ってきやすいと思います。
- 基本6品種は確実に分かるようにして、プラスアルファで有名な品種は1ボトルずつ飲んでおくことをおすすめします。サンジョベーゼやテンプラニーリョなど。
- エアーテイスティングコメントは時間を計測してやってみると、時間感覚の勉強になります。
その他
- 試験本番でテイスティンググラスに入っているワインの量が少なく感じ、赤の色調がどれも濃いように見えました。
- ワインは主にカルディとコストコで購入しました。
最後に
色々ありましたが無事に合格でき、山崎先生には大変感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
また、地元のワイン検定の先生や、ワインショップの店員さんなど、たくさんのサポートを頂いてありがたく感じております。
これからはワインエキスパート取得の成功体験を糧にして生きていくと共に、知識維持やテイスティング力向上など自分自身をブラッシュアップしていきたいです。