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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス オリーブオイル大好きさん

第1章: はじめに、JSAワインエキスパート受験のキッカケ

1. ワイン経歴

私は、横浜市に住む定年退職した62歳の男性です。

若い頃はビールが大好きでしたが、結婚時の上司にドイツ在勤中に愛飲されていた白ワインをいただいて、とても感動したことが主なきっかけとなって少しずつワインの世界に入っていきました。

40歳代になるとワインが主となってきて、50歳代ではますますワインの世界にはまり始め、毎日のようにワインをいただくようになり「ワイン」はかしこまった、気取ったお酒ではなく、食事や会話をしながら、自分の好きな味わいのものを楽しむものだと感じるようになり、もっとたくさんワインのこと、ワインの世界のことが知りたくなってきました。

ところが、書店に行っても、ネットで検索しても、なかなか自分の知りたいワインの世界が広がり、深まっていきません。

結局、さまざまな地域のさまざまな味わいのワインを楽しむ機会は一層増えていきましたが、どこか物足りなさを感じながらワインを楽しむ日々でした。

2. 自主的な変化とともに訪れた受験のキッカケ

定年の60歳が近づくにつれ、これまでとは異なる世界を観て体験したくなり、食品衛生責任者の講習を受けたり、e-ラーニングで資格取得可能な「全日本ソムリエ連盟(ANSA)」のソムリエの資格を取得したりして、自分自身を積極的に変化させながら、残りの人生を模索していました。

ANSAのソムリエ資格取得後、試しにワイン関連の仕事に応募したところ、面接することとなり、その際次のようなやり取りがあり、結果として、JSAのワインエキスパートを受験しようと決めるキッカケの一つとなります。

「なぜ、日本ソムリエ協会(JSA)の資格を取得しなかったのですか?」

(ANSAの資格取得を決めた時期が、その年の7月末頃で、既にJSAの資格試験応募時期が経過していて、かつ、ANSAの方にはJSAのような難しい筆記試験はありませんし、出された課題、問題に回答し、レポートを提出するなどで取得できたことが理由でした。素人の私には、ワイン業界でJSAとANSAの資格の取り扱いに差異があることなど知りませんでしたから。(笑))

また、ANSAのソムリエ資格取得で確かに自分のワインに対する知識や経験が以前よりは広まり深まったとはいえ、たくさん苦労して覚えたりしていない分、まだまだ私の思い描く姿には遠く届いていないと感じていたこともキッカケの一つです。

加えて、以前から年齢にとらわれず何かにチャレンジする人生の先輩たちの姿にとても魅力を感じていて、これからの人生をもっと楽しむためにもチャレンジしてみたいと思いました。

一方で、自分の子供ら若い世代の人たちも、子育てに奮闘しながら一級建築士、税理士、FP、MBAなどにチャレンジし頑張っていて、その姿にも大きな影響を受けました。

今度は、自分のチャレンジが若い世代、孫の世代に、結果として何らかの良い刺激となればうれしいなと思いつつ、チャレンジをスタートすることとしました。

結果としてなんとかチャレンジに成功した訳ですが、私と同世代の皆様をはじめ、世代を問わず何かにチャレンジしようとしている皆様にも、何らかの参考や励みになればと思い、今回、合格体験記を書かせていただくこととしました。