ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Okanoさん
第1章 とあるワイン会での出来事
ある日の事、一度行ってみたかったお店から、ワイン会欠員一名、参加者募集のお知らせが。良く確認もせず参加表明したものの、結局仕事が押せ押せで1時間ほど遅れての参加となりました。
ワイン会には昔からずいぶん色々と参加していたのですが、お店に入った途端、違和感を感じることに。そう、そこのワイン会は普通と少し違いました。誰一人周りの人とおしゃべりせず、ただ黙々とワインに向き合い何やらメモを取っています。
「失敗した!」
そうです、そのワイン会は現役ソムリエや、スクール講師、試験受験者対象のテイスティングセミナーだったのです。
程なくして、コメントタイムが・・・・・ワインを飲んで、分析をして正確に評価をしていくのです。ただの飲んだくれアラフィフオヤジには、経験したことの無い世界です。
しかしまあ、参加者の皆さんはスゴイ! どんどんと的確にコメントし、品種も言い当てて行く・・・一方私は・・・ハードリカー以外は全部外す事態に・・・愕然としました、だって30年以上も飲んできたのに。
家に帰って考えました。思い返せば20年ほど前「ソムリエ資格、取ろうかな?」と思ったこともあります。でも、懇意にしていたソムリエさんに「あなたは提供される側なんだから」などと言われてそのままにしていました。