ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス ワインチャンピオンさん
第2章 正解率を上げていく、勉強が楽しくなってきた
GWに模擬試験、衝撃の正答率40%
まずは先生の仰る一次試験で配点の高い旧世界(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポルトガル、オーストリアなど)と日本、アメリカを中心に勉強しようと思うもののなかなか本格勉強に踏み出せず山崎先生にお会いしてからひと月が過ぎようとしておりました。
GWの連休中にさすがにもう始めなきゃマズいと反省し、まずは模擬試験を受けたところ、なんと衝撃の正答率40%ほどでした。昔から好きで飲んでいたフランスワインはある程度なじみがあったものの、それはボルドーとブルゴーニュにほぼ限定され、ローヌ、シャンパーニュ、南西地方などそれ以外のフランスからの出題はほぼ分からなく、そしてイタリアはじめ他の国も解答に皆目見当もつかず、20年近くワインを飲んできたある種傲慢だった自信は完全に打ち砕かれました。
愚直に勉強、5月末には正答率60%に到達
正直本当にショックでした。ここから立ち直るべくまずは計画を策定しました。フランスとイタリアは5月23日までに学習を完了させる短期目標を立てました。
この完了の意味ですが、山崎先生のお教えの通り、まずはワイン受験.comで対象パートの動画を視聴し、その後教本を読み復習し、ワイン受験.comの問題集を解くというプロセスをA判定が連続して出るまでを確認したら次のパートに行くこと、これを愚直に続けました。
勉強時間の捻出は平日の帰宅後1〜2時間と週末にまとまった時間(4〜5時間)を確保しました。これで何とかフランス、イタリアを予定前倒しで突破し、そして、5月30日にはスペイン、ポルトガル、ドイツを終了し、目標とした模擬試験での正答率60%に5月中に何とか到達しました。
6月末には正答率70%、勉強が楽しくなってきた
このころからワインの勉強の楽しさと勉強すること自体による自分の脳の活性化が心地よくなってしまいました。自分が変わった感すらしました。そして、6月末にはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン、南アを完了し、どうにか模擬試験で70%の正答率にたどり着くことが出来ました。
70%は一次試験合格に至る一つの目安なのでしょうが、気持ちはむしろ焦り、勉強すればするほどますます不安になり、やはり正答率90%は超えようと再度気合を入れました。7月25日には日本、とその他種々のマニア国の勉強を終え正答率は80%レベルに到達したものの、今度は5月に勉強したフランスなど旧世界を忘れ始める始末。
8月には遂に正答率90%以上、ワインのことで頭は一杯
そこで、7月末からは一日二回模擬試験を行い、間違えた問題、たとえ正解でもまぐれだった問題に関し、教本や山崎先生の動画で調べ直しノートにまとめることにしました。ここから一気に記憶が定着する様になり、また毎週末は土日それぞれ4〜5時間の勉強をすることで模擬試験の正答率も上昇し、8月には遂に正答率90%以上を取れるようになりました。
それでも一次試験を考えると不安で不安で、このころは寝ても覚めてもワインのことで頭は一杯でした。週末の勉強量も優に10時間は超えていました。やはり、この不安は独学だったため、他の受験生の様子が伺いしれなかったためだったとは思います。とは言っても、模擬試験で偏差値も明らかに分かるわけなので、自分を励まし、ただただ、山崎先生とワイン受験.comを信じひたすら模擬試験を解く、ノートにまとめるを繰り返しました。
8月10日、満を持して受験
そして、夏休みを8月中旬に取り、最初の3日間は朝から晩まで勉強し正答率90%前後が安定してきたことを確認し、満を持して夏休み4日目の8月10日に一次試験を渋谷にて受験しました。
試験は意外に落ち着いて臨め、本当に見当もつかないような奇問難問は5問強くらいだったと思います。その他は、分かる、概ね分かる、もしくは消去法などから推察出来るものだったかと思います。ただ結果は、目標としたA判定合格には届かずB判定での合格でした。まあ合格は合格です。
そして、その合格結果を見て嬉しさよりも全身の力が一気に抜けたのを覚えています。なんせ、ライフイベント的に今年が最初で最後のワインエキスパート受験と思っておりましたので。。。また、受験回数も1回を選び背水の陣にしたのも功を奏したのかもしれません。とにかく山崎先生とワイン受験.comに大感謝でした。短期間での合格自体にも予算的にも大満足でした。