SAKE DIPLOMA資格とは
近年、日本酒は広く海外にも輸出され国際的なアルコール飲料として認知されています。このような現状を踏まえ、一般社団法人 日本ソムリエ協会が2017年から認定を始めた呼称資格認定試験がSAKE DIPLOMAです。
ソムリエやワイン愛好家が日本酒や焼酎の、
- 歴史や背景
- 醸造方法や種類
- 各生産地の特徴
などについての正しい知識を身に付け、
- テイスティング
- サービス
- 料理との相性
などについて技量を向上させることを目的としています。
SAKE DIPLOMA試験の特徴
SAKE DIPLOMA試験の特徴は3つあります
1. 原料や醸造における原因と結果の追求
例えば米の品種や水質の違い、個別の醸造工程の違いなどを単に説明するだけではなく、それらが酒の香味にどのような影響を与えるかが問われます。
2. ワインに準じたテイスティングアプローチ
この試験では、例えば「つわり香」のような日本酒独特の利き酒用語は使いません。代わりに国際的に確立されたワインのテイスティング用語で日本酒を表現し、国際的に日本酒をアピールできる能力が求められます。
3. 料理との相性の考察
ソムリエ協会らしく、料理と酒の相性について多く問われます。個別の料理のどの要素が、酒のどの要素と相性が良いかを知らなくてはいけません。また、和食以外の例えばフレンチやエスニックなどと酒の相性についても問われます。