SAKE DIPLOMA二次試験の配点
回答項目別の配点
SAKE DIPLOMA二次試験の回答項目別の配点は、2023年の場合は下記の通りでした。2024年も同様だと思われます。
回答項目 | 配点 |
---|---|
外観 | 12% |
香り | 31% |
味わい | 24% |
特定名称 | 12% |
その他の設問(焼酎の設問を含む) | 21% |
回答1個当たりの配点
項目別に回答する数が違いますので(例: 香りは1種類あたり8〜10個)、回答1個あたりの点数に換算すると下記のようになります。
回答項目 | 点数 |
---|---|
外観 | 1点 |
香り | 1点 |
味わい | 1点 |
特定名称 | 4点 |
その他の設問(焼酎の設問を含む) | 3点 |
年によって変動しますが、日本酒は1種類あたり26点満点 × 4種類、焼酎は1種類あたり6点満点 × 2種類となります。これにその他の設問(例: 山田錦を使った酒の番号を答えてください)が3点満点 × 4問程度出題されるため、合計128点満点くらいとなると考えてください。
合格点は決まっていないと思われます。毎年だいたい上位60%くらいの人が合格となり、下位40%くらいの人が不合格となります。
テイスティングコメントは重要、しかし…
外観、香り、味わいで全体の7割弱の配点があります。また二次試験は上位60%くらいの人が合格できますので、特定名称や焼酎を全て外しても、テイスティングコメントを無難にまとめていれば合格できそうです。
しかし多くの受験者は、無難な、いわゆる中間点狙いのテイスティングコメントを回答します。そうするとテイスティングコメントでは点数の差がつきません。合格(上位60%)も不合格(下位40%)も紙一重の差となります。
またテイスティングコメントの正解は、年によって、つまりソムリエ協会で正解を作る人によってゆらぎがあります。つまり、あなたが回答した無難なはずのテイスティングコメントが運悪く正解とずれていた場合、紙一重の差で不合格となる恐れがあります。
確実に合格するためには
特定名称を、可能な限り当てるべきでしょう。全て当てることは難しいと思いますが、1つでも当てるとコメント4個分の配点があります。多少のコメントのずれは吹き飛ばしてくれます。
また特定名称を外すと、普通はテイスティングコメントの方向性もずれるため、テイスティングコメントの点も下がります。
焼酎の6点 × 2種類も貴重です。一度飲んでおくだけでパッと当てられる焼酎も出題されます。分かれば確実に点を取れますので、外さないようにしたいところです。