独学でソムリエ二次試験に合格する、小ビン詰め替え法 詳細
それでは、小ビン詰め替え法のやり方を説明します。
1. 小ビンを用意する
まず、150mlくらい入る小さな小ビンを多数用意してください。ブラインド・テイスティングをやるためには、「全く同じ形状のものを多数用意する」必要があります。
私は、コンビニなどで売っている「C1000」という清涼飲料水のビンを洗って再使用することをおすすめします。ワイン1本につき、小ビンが4本必要です。ネットで30本くらいまとめ買いすると良いでしょう。
使うのはビンだけなので、中身は不要です。がんばって飲んでください。中身を空けたらすぐにビンとキャップを洗い、良く乾かしましょう。
ビンを洗うときは専用の洗浄ブラシがあると、とても簡単にきれいに洗浄できます。また、キャップのライナー部分にC1000のレモン臭が残っている場合には、薬店に売っている「無水エタノール」(無水アルコール)をふきんに浸して拭き取ると完璧にきれいになります。
2. ワインを移す
トレーニングしたいワインを用意してください。抜栓したら「直ちに」ワインを小ビン4本に移してください。この時、小ビンの上部に空間を残さないように「ギリギリ一杯まで」入れてください。入れたらまた「直ちに」キャップをしっかりと閉めてください。
「直ちに」「ギリギリ一杯まで」入れるのは、ワインをなるべく空気に触れさせないためです。必ず守ってください。こうすれば、経験上2〜3ヶ月くらいは風味は劣化しません。
なお、小ビン4本に移した後、ワインが少しだけ余ると思います。これは中途半端な量なので小ビンには移せません。早めに夕食の時などに飲み切ってください。
3. 正解表を作る
各小ビンには、何を詰めたかが分かるように正解表を添付しておく必要があります。正解表を4部作りましょう。
正解表には、収穫年、ワイン名、品種など、その小ビンにどんなワインを詰めたのかが、後で分かるようなデータを書いておいてください。小さな紙に書くか、プリンタで印刷して折畳み、各小ビンに1部ずつ輪ゴムで添付しましょう。
こうすると、下記の画像のように小ビンが4本できあがります。これを冷蔵庫にストックしましょう。そして夕食前など好きな時間にテイスティングして楽しんでください。小ビン1本でグラス2杯分くらいあります。