ソムリエ二次試験、出やすい収穫年(赤)
赤ワインについても、出やすい収穫年というのは存在します。過去20年間のソムリエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパート二次試験の赤ワインの出題について、試験年度の何年前の収穫年のワインが出題されたかをまとめてみました。例えば、2015年度の試験に2012年のワインが出題された場合は「3年前」とカウントしています。
軽めの赤ワイン(ピノ・ノワール、ガメなど)
収穫年 | 出題率 | 2021年度で相当する収穫年 |
---|---|---|
1年前 | 0% | 2020年 |
2年前 | 50% | 2019年 |
3年前 | 33% | 2018年 |
4年前 | 13% | 2017年 |
5年前 | 4% | 2016年 |
重めの赤ワイン(カベルネ・ソーヴィニョン、シラーなど)
収穫年 | 出題率 | 2021年度で相当する収穫年 |
---|---|---|
1年前 | 4% | 2020年 |
2年前 | 7% | 2019年 |
3年前 | 25% | 2018年 |
4年前 | 31% | 2017年 |
5年前 | 29% | 2016年 |
6年前 | 2% | 2015年 |
7年前 | 2% | 2014年 |
赤ワインは、熟成期間が白ワインよりも長くなりますので、日本に輸入され市場に出回るのも遅くなります。特に重めの赤ワインは樽熟成されることが多く、その分遅くなります。ソムリエ、ワインエキスパート二次試験の赤ワインの出題も、この市場の流れをよく反映したものになっています。
回答の指針
出題率のピークは、軽めの赤ワインは2年前、重めの赤ワインは4年前にあります。したがって収穫年がよく分からない場合は、下記のように回答することをおすすめします。
- 軽めの赤: 2年前(2021年度の試験なら2019)
- 重めの赤: 4年前(2021年度の試験なら2017)
また、白ワインと同様に産地が南半球のワインは、北半球よりも収穫時期が半年早いので、収穫年も1年新しくなることが多くなります。