ソムリエ三次試験の論述試験とサービス実技
ソムリエ資格の場合は、三次試験としてサービス実技と論述試験という科目があります。これについて簡単に説明します。
論述試験
論述試験は、二次試験の日にテイスティングの後に行います。しかし、得点は三次試験の実技と合わせて審査されます。
例えば下記のような問題が出題され、解答用紙に200字程度で解答します。○○○の部分は年により変わります。
- ○○○というワインについて説明してください。(例: オレンジワイン、シャブリなど)
- ○○○というお客様にどのようなワインとお料理をおすすめするか説明してください。
論述試験対策
問われる事は一次試験の延長です。一次試験合格レベルの方なら、日本語の文章を普通に書ければ特別な準備は必要ありません。この試験はとにかく「きちんと字数を書く」ということが大切です。
内容が多少悪くても、きちんとした文章で決められた字数書いていれば合格します。落ちる可能性があるのは、完全なでたらめを書いたり、ほとんど白紙で提出の場合です。
サービス実技
レストランでの基本的なワインサービスを約10分間実演し、試験官が採点します。演技すべき項目は下記の通りです。
- ワインのプレゼンテーション
- 抜栓
- ソムリエ・テイスティング
- デカンタージュ
- お客様へのサービス
- 後片づけ
実技試験対策
まずは、おすすめの本と参考書のページ で紹介している「ワインとグルメの資格と教室」をごらんになる事をおすすめします。大きな写真入りで手順が詳しく解説されています。自宅の鏡の前で、この手順通りできるようになるまで繰り返し練習しましょう。
また、大都市にお住まいの方は、ワインスクールに実技指導だけの講座もありますので、そちらを受講されるのもおすすめです。やはりプロに手取り足取り教えてもらうと全然違います。
実技試験の難易度
実際にはこの実技試験は難しくありません。落ちる人はあまりいないと思います。ふだんお店で実際にワインサービスをされている方なら、手順だけ覚えればほとんど練習の必要はありません。
ワインサービスに不慣れな方も、二次試験が終わってから練習を始めれば十分間に合います。