ワインエキスパート資格のメリット
ワインの見識を持っていることの証明となります
ワインエキスパート資格試験に合格すると、何か良いことはあるのでしょうか? もしソムリエ資格試験に合格すれば、それは飲食店で働くときの強力な武器となります。でも、ワインエキスパートはあくまで趣味の資格です。直接収入アップに結びつくものではありません。
しかしワインエキスパートを持っていれば、ワインについて「ソムリエと同等以上の見識を持っている」という証明になります。趣味でワインをやっている人にとっては、かなりのステータスと言って良いでしょう。
気後れせず上級のセミナーにも参加できます
多くのワインスクールには、上級コースや研究科と呼ばれている講座があります。例えば、ブルゴーニュの偉大な生産者のワインをブラインドテイスティングで比較し、ディスカッションするような講座です。
このような講座には「ソムリエ、ワインエキスパート資格保持者、または同等以上のレベルの方のみ受講可」という条件がついていることがあります。あまりレベルの低い方が受講されてもワインが猫に小判状態ですし、場の雰囲気が壊れてしまうからです。
このような場合でも、ワインエキスパート資格を持っていれば、どの講座にも気後れなく参加できます。
ワイン検定の講師にはワインエキスパート資格保持者しかなれません
J.S.A.ワイン検定とは、日本ソムリエ協会が主催する正式なワインの検定試験のことです。ブロンズクラスとシルバークラスがあり、ソムリエ、ワインエキスパートの入門的な資格と位置づけられています。
このワイン検定の講師には、ワインエキスパート資格保持者しかなれません。ソムリエでは講師になれないのです。講師として認定されるためには下記の条件が必要です。
- 日本ソムリエ協会の会員であること
- ワインエキスパートの資格を持っていること(ソムリエは不可)
- ワイン検定講師認定セミナーを受講し、講師として認定されること
ワイン検定を自分のお店などで開催するために、ソムリエ取得後にワインエキスパートを受け直す人もいます。