チリ・ワイン法、産地
日本ソムリエ協会教本2024 P.483〜500
チリのワイン法(重要度C)
チリのワイン法については、下記のポイントを簡潔に押されておきましょう。
- DO、SAGという略称(P.490右)
- 原産地、品種、収穫年全て75%ルール(P.491左)
- ただし輸出向けは全て85%ルール(P.492左)
例題: 次の中からチリにおけるワインの管理機関の略称を選択してください。
- SAG
- VQA
- DOC
- DAC
正解: 1
チリのワイン産地
リージョン(重要度B)
P.499〜P.500の表をごらんください。チリのワイン産地は、下記の6つのリージョン(地方) + 1つの特別な呼称に分かれます。続けてP.493左〜の解説を読み、各リージョンの位置と特徴を簡潔に覚えましょう。
- DOアタカマ: 最北端
- DOコキンボ
- DOアコンカグア: 二番目に重要
- DOセントラル・ヴァレー: 最も重要
- DOサウス
- DOセカノ・インテリオル: 特別な呼称(解説はP.495右)
- DOアウストラル: 最南端
例題: 次の中からチリで2011年に新しく認定された原産地呼称で、「南極」を意味する名前が付けられたリージョンを選択してください。
- DOセカノ・インテリオル
- DOセントラル・ヴァレー
- DOコキンボ
- DOアウストラル
正解: 4
例題: 次の中からチリで、クリコ、マウレ、ビオビオ、イタタの非灌漑地で栽培したパイスとサンソーに適用される特別な呼称を選択してください。
- DOセカノ・インテリオル
- DOアコンカグア
- DOセントラル・ヴァレー
- DOコキンボ
正解: 1
サブリージョン(重要度A)
同じくP.499〜P.500の表をごらんください。リージョン(地方)の中には、サブリージョン(産地)が存在します。重要なのは、下記の2つのリージョンの中にあるサブリージョンです。名前と特徴を簡潔に覚えましょう。
- DOアコンカグア: 二番目に重要なリージョン
- DOアコンカグア・ヴァレー
- DOカサブランカ・ヴァレー
- DOサン・アントニオ・ヴァレー
- DOセントラル・ヴァレー: 最も重要なリージョン
- DOマイポ・ヴァレー
- DOラペル・ヴァレー
- DOクリコ・ヴァレー
- DOマウレ・ヴァレー
例題: 次の中からチリのDOセントラル・ヴァレーに位置し、温暖で暖かな地中海性気候、カベルネ・ソーヴィニヨンが栽培面積の50%以上を占めるサブリージョンを選択してください。
- DOサン・アントニオ・ヴァレー
- DOアコンカグア・ヴァレー
- DOマウレ・ヴァレー
- DOマイポ・ヴァレー
正解: 4
例題: 次の中からチリのDOセントラル・ヴァレーに位置し、DOカチャポアル・ヴァレーとDOコルチァグア・ヴァレーという2つのサブゾーンを含むサブリージョンを選択してください。
- DOマイポ・ヴァレー
- DOサン・アントニオ・ヴァレー
- DOラペル・ヴァレー
- DOカサブランカ・ヴァレー
正解: 3
サブリージョンの位置(重要度B)
P.483の地図をごらんください。DOアコンカグアとDOセントラル・ヴァレーに位置するサブリージョンについては、だいたいの位置を覚えておきましょう。
新しい原産地呼称
P.496左のイラストをごらんください。チリのワイン産地は、海岸からの距離に応じて下記の3種類に分けることができます。
- コスタ(海岸沿い)
- エントレ・コルディリェラス(中央部)
- アンデス(山脈側)
P.496左からの解説を読み、3区分の特徴を簡単に頭に入れておきましょう。
例題: 次の特徴に最も良く合致するチリのワイン生産エリアを選択してください。 「チリの農業が始まったところで、肥沃な土壌に恵まれ、ブドウのみならず小麦や果樹などチリ農業を支える中心的な耕作地である。」
- Austral
- Atacama
- Entre Cordilleras
- Andes
正解: 3
問題集をやりましょう
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