イタリア・概論・産地
日本ソムリエ協会教本2024 P.201〜284
イタリアの概論(重要度C)
まずはイタリアの概論 P.202〜を一読し、出題されやすい下記のポイントを簡潔に覚えましょう。
- エノトリア・テルス(P.202左)
- ワイン年間生産量(P.202左)
- ブドウ栽培面積(P.202左)
- 国別ワイン生産量第1位(P.2)
- 北緯35〜47度(P.203右)
- ローマと函館は同じ緯度(P.203右)
- 半島部は地中海性気候(P.203右)
- 北側にアルプス山脈、真ん中にアペニン山脈(P.204左)
- 東にアドリア海、西にティレリア海(P.204左)
例題: 次の中からイタリアの首都ローマと概ね同じ緯度に位置する日本の都市を選択してください。
- 福岡
- 函館
- 鹿児島
- 仙台
正解: 2
イタリアの産地
産地の区分と位置(重要度A)
P.201の地図をごらんください。イタリアは20州全てでワイン生産が行われています。そしてその州が下記のように分類されていることを確認しましょう。また、DOCGなどの問題では州の位置が問われます。州の位置を白地図に指定できるように覚えておく必要があります。
- 北部イタリア: 8州
- 中部イタリア: 6州
- 南部イタリア: 6州(2島を含む)
近年の試験では、下記のような地図問が多数出題されます。
また、下記のようなパターンの出題もあります。
例題: 次の中からイタリア、アドリア海沿岸の州を北から南の順序で正しく並べたものを選択してください。
- マルケ, アブルッツォ, モリーゼ, プーリア
- アブルッツォ, モリーゼ, マルケ, プーリア
- プーリア, マルケ, アブルッツォ, モリーゼ
- マルケ, アブルッツォ, プーリア, モリーゼ
正解: 1
州の特徴(重要度A)
P.206〜が産地の解説です。各州のプロフィールを何度か読み、特徴を頭に入れておきましょう。注意すべきポイントは下記のとおりです。
- おおざっぱな位置、隣接する州、国など
- 主な都市、火山などのランドマーク
- ワインの生産量が多いか少ないか
- 赤ワイン主体か白ワイン主体か
- 主たるブドウ品種(特にローカルな品種)
- 有名なワイン
関連する問題は、全てワイン受験.comの問題集に入っています。いくつか例を紹介します。
例えば下記のような問題が出題されることがあります。ポイントは「ヴェスヴィウス火山」を覚えているかどうかです。
例題: 次の説明に最も良く合致するイタリアの州を選んでください。 「ティレリア海に大きく面した州で、ヴェスヴィウス火山、ポンペイ遺跡など観光資源が豊富なイタリア南部随一の観光地である。」
- カンパーニア
- シチーリア
- カラブリア
- モリーゼ
正解: 1
ちなみに火山は下記の3つが重要です。火山の名前がついたDOCGやDOCも多数あるため覚えておくと役に立ちます。
- カンパーニア州のヴェスヴィウス火山(P.251左)
- バジリカータ州の死火山ヴルトゥレ(P.257右)
- シチリア州のエトナ火山(P.261左)
また下記の問題のポイントは「モンテプルチャーノ」がアブルッツオ州を代表する品種である、と覚えているかどうかです。
例題: 次の説明に最も良く合致するイタリアの州を選んでください。 「白ワインの生産量が約4割で赤ワインの方が多い。代表的なワインにモンテプルチァーノ種を使った赤ワインがあり、特にテラモ県、ペスカーラ県で素晴らしいワインが生産されている。」
- モリーゼ
- アブルッツォ
- サルデーニャ
- ロンバルディーア
正解: 2
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。