日本・産地(長野県)
日本ソムリエ協会教本2024 P.82〜128
長野県
山梨県と同様、ここも2015年度の教本で全面的に書き直されました。今年もここから1問出るでしょう。
概要(重要度A)
まず下記の事柄を整理して覚えましょう。
- 長野県で受入数量第1位、第2位の品種(P.129表)
- 長野県が受入数量が多い欧・中東系品種(P.129表、メルロとシャルドネ)
- かつてはコンコードが主力 → 昭和になって陰りが見える(P.115右)
- 2008年、東御市(とうみし)のワイン特区認定(P.116左)
- 長野県原産地呼称管理制度、2003年度から運用(P.116右)
- 東御市の気温はディジョンやコルマールと同じ(P.116右)
- 長野県内でワイン特区に指定されている市町村(P.117右)
- 塩尻市を代表する品種(P.118左)
- 東御市を代表する品種(P.118右)
例題: 次の中から長野県東御市で多く栽培されていて、近年国内外から高い評価を受けているヨーロッパ系品種を選択してください。
- シャルドネ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- ピノ・ノワール
- リースリング
正解: 1
ワインバレー(重要度B)
長野県のワイン産地は5つのエリアに存在し、それぞれがワインバレーと呼ばれています。P.117右〜を読み、各ワインバレーの概略を簡潔に理解しましょう。下記を参考に整理してください。
- 桔梗ヶ原ワインバレー(松本盆地南端)
- 塩尻市(ワイン特区、コンコード、ナイアガラ、メルロ)
- 千曲川ワインバレー(長野盆地、佐久盆地)
- 上田市(ワイン特区)
- 小諸市(ワイン特区)
- 東御市(ワイン特区)
- 高山村(ワイン特区)
- 小布施町
- 日本アルプスワインバレー(松本盆地から南端の塩尻市を除いたエリア)
- 松本市
- 安曇野市
- 大町市
- 山形村(ワイン特区)
- 天竜川ワインバレー(伊那盆地)
- 松川町(ワイン特区)
- 宮田村
- 八ケ岳西麓ワインバレー
- 茅野市(ワイン特区)
- 富士見町(ワイン特区)
- 原村
P.117の地図もごらんになり、位置関係を簡単に頭に入れておいてください。
例題: 以下の説明に最も良く合致する長野県のワイン産地を選択してください。 「ワイナリー設立の動きが活発で、2000年以降設立されたワイナリーが20軒を超える。」
- 千曲川ワインバレー
- 日本アルプスワインバレー
- 天竜川ワインバレー
- 桔梗ヶ原ワインバレー
正解: 1
近年の試験では、ある市町村がどのワインバレーに位置するかという難問が出題されます。全部は無理だと思いますが、少なくともワイン特区の市町村についてはどこに位置するか覚えておいた方が良いと思います。
例題: 次の中から長野県のワインバレーで松川町が位置するところを選択してください。
- 千曲川ワインバレー
- 日本アルプスワインバレー
- 桔梗ヶ原ワインバレー
- 天竜川ワインバレー
正解: 4
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
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