日本酒・醸造、特定名称
日本ソムリエ協会教本2024 P.35〜47
醸造
発酵の基本原理(重要度C)
まずはP.37「並行複発酵という醸造技術」を読んでみてください。ここには日本酒の発酵の基本原理が書かれています。そして下記の用語を押さえてください。
- 単発酵、単行複発酵、並行複発酵とは(P.37右イラスト)
- 糖化とは(P.37左下): 日本酒はまずこれが必要
醸造用語(重要度B)
続いて下記の醸造用語についてコンパクトに押さえましょう。
- 心白(P.39左下): 米粒の中心の白いところ
- 浸漬(しんし、P.36右): 水分を吸わせる作業
- 蒸きょう(P.36右): 米を蒸す作業
- 麹(P.36右): デンプンを糖分に変える糖化酵素を生成する
- 段仕込み(段掛け法)(P.39左上): 3回に分けて仕込む
- 上槽(P.36右): 醪を搾る作業
- 酒母(酛 もと)(P.38左上〜): 酵母を大量に純粋培養する
- 生酛系酒母(P.38左): 自然の乳酸菌を生育するやり方
- 速醸系酒母(P.38左): 乳酸を添加するやり方
例題: 次の中から日本酒の醸造工程で「原料米を蒸す作業」を何と呼ぶか選択してください。
- 初添
- 仲添
- 蒸きょう
- 蒸麹
正解: 3
例題: 次の中から日本酒の醸造で「仕込み時に醸造用乳酸を添加して造られる酒母」を何と呼ぶか選択してください。
- 連醸系酒母
- 生酛系酒母
- 乳酸系酒母
- 速醸系酒母
正解: 4
特定名称(重要度A)
最後にP.41下表、特定名称の定義を覚えましょう。特に下記のポイントを押さえましょう。
- 全部で8個
- 使用原料、特に醸造アルコールの添加の有無: 「純米」と入っているものはアルコール添加不可
- 精米歩合: 50、60、70%を整理する
例題: 次の中から日本酒の特定名称「吟醸酒」の定義の一つとして正しいものを選択してください。
- アルコールの添加量は白米の重量の20%まで
- 麹米25%以上
- 精米歩合50%以下
- 原料は米、米麹、醸造アルコール
正解: 4
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
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