新酒・VDN・VDL
日本ソムリエ協会教本2024 P.739〜741
新酒
概論(重要度C)
まずは新酒に関する記述(P.739左)を一読し、出題されやすい下記のポイントを簡潔に覚えましょう。
- 新酒の規定が確立された: 1967年11月15日
- 新酒の販売開始日: 11月第3木曜日(ボージョレ・ヌーヴォー以外でもAOCワインの新酒は全てこの日です)
- 収穫年の表示が必須である
イタリアの新酒ヴィーノ・ノヴェッロ(P.205右)と混同しないように注意してください。
新酒を生産可能なAOC(重要度B)
P.739右の表をごらんください。この中で下記のAOCが重要です。
- ボージョレ
- コート・デュ・ローヌ
- トゥーレーヌ
- ガイヤック
それぞれのAOCについて生産可能な新酒の色を覚えましょう。このとき、新酒とそうでないものとでは、生産可能なワインの色が異なる場合があることに注意してください。
例: AOCボージョレの生産可能なワインの色は赤白ロゼですが、新酒は赤ロゼのみ認められています。
例題: 次のフランスのAOCワインの中からVin de Primeurの規定で赤・ロゼワインのみが認められているものを選択してください。
- Cabernet d’Anjou
- Gaillac
- Coteaux du Lyonnais
- Touraine
正解: 4
また、ボルドー地方には新酒を生産可能なAOCは存在しないこと、ボージョレも10個のクリュ・デュ・ボージョレ(P.626右下〜)については、新酒を生産できないことに注意してください。
例題: 次のフランスのAOCワインの中からVin de Primeurの販売が認められていないものを選択してください。
- Saint-Estèphe
- Coteaux Bourguignons
- Mâcon Village
- Beaujolais
正解: 1
問題集をやりましょう
要点を一通り整理したらワイン受験.comの問題集をやりましょう。問題を解くと、問われるポイントが具体的にわかります。そのため、問題を解きながら覚えるのが一番効率の良いやり方です。最初は教本を見ながら1問ずつ解きましょう。
ワイン受験.comの問題集には、出題の可能性があるほとんど全ての問題を用意しています。問題集をきちんとやれば、必ず合格できます。