ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 野州の景虎さん
第1章: 2019年の受験を決意
私は元々、酒類をよく嗜むほうでしたが、ワインに本格的に嵌りだしたのは3年前ぐらいからでした。はじめはワインショップに勧められるがまま、ブルゴーニュ、次いでイタリアと、様々なワインを飲んでいくうちに、ある時一般人でも受けられる資格制度「ワインエキスパート」に目が留まり、ワイン好きならこれは受けねばと、受験を決意したのが2年前のことでした。
難しい試験に心が燃え上がる
高校時代は資格取得の世界に生きてきたということもあり、難しい試験と聞いて、上等だ、やってやるぞと逆に心が燃え上がりました。
当初、2017年から勉強し、翌年に受験しようと考えた私は、「アカデミー・デュ・ヴァン」から出版されている公式テキストと用語辞典を使用し、ボルドーの格付けやブルゴーニュのグランクリュ、イタリアの地図とDOCG等、重要箇所に的を絞りながら暗記を続けていました。
CBT試験に切り替わり戦法を変更
ところが、2018年から一次試験の方式がCBT方式に切り替わるという情報がネットに流れ始め、出題範囲があの分厚い教本からランダムに出題されるということを知りました。この事実を受け、おそらく今までのような試験対策では太刀打ちできないだろうと判断し、これまでの暗記を続けながらも、受験そのものは翌年に繰り越し、もっと余裕をもって対応することにしました。
従いまして、私は結果的にストレート合格を果たすことにはなりますが、勉強については特に一次試験対策を2年前から行っておりました。今振り返ると、割とかなり念入りに勉強したかもしれないと実感しております。