ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Takahashiさん
第4章: 千円前後の基本品種を毎日飲む
一次試験を突破してからは、二次試験に向けて1,000円前後の基本品種を飲み、ワイン受験.comのテイスティングノートをプリントし、チェックを付けてを毎日行いました。
個人的に辛かった事は、今までは食事をしながらワインを飲んでいたのですが、真剣に向き合う為には、ワインだけを口にすることにシフトしなければいけないことでした。
ワインアロマキットが役に立った
香りは特に苦戦していたところ、妻にワインアロマキットをプレゼントしてもらい、このキットのおかげで分析がとても楽に出来るようになりました。
特に苦手な香りの成分が、一瞬で分かる様になっていったことが一番勉強になりました。値は張りますがそれ以上の価値は確実にあります。
スクールの講座にも通う
他にも、山崎先生の勧められたレコール・デュ・ヴァン塩入先生の二次試験対策講座を2回受け、更にブラッシュアップしたり、吉祥寺のnomunoさんは、3,000円で30~40種類のワインを5時間飲み比べ出来る為トレーニングに最適でした。
品種と国は1つのみ正解
10月9日朝、歯みがき粉を使わずに歯をみがき、ホテルニューオータニへ向かいました。試験会場に入ると、弱い人なら酔ってしまいそうなくらいのお酒の匂いがします。今回は、白品種が2つ共軽めのさっぱり系で、こってりした品種がなかった事が意外でした。
その内の一つは、前日に飲んだ甲州よりも淡く透明に近い白だったことと、二日前に風邪をひいてしまいほとんど香りもしなかった為、悩んだ末、日本のシャルドネにしましたが残念、やはり甲州でした。
その日の17時頃に、ソムリエ協会HPにて品種発表がありました。結果的に品種と国は1つずつしか当たりませんでしたが山崎先生の「コメントが合っていれば大丈夫」という言葉を信じて10月18日の結果発表まで毎日ドキドキしながら(夢の中でもテイスティングをするくらいに)待ちました。
17時にソムリエ協会のHPを見ると名前を見つけ本当に安心しました。喜びというよりもやっと到達出来たという達成感よりも安心感が強かったです。