ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス あめぽんさん
第2章 エクセルで計画表作成、スマホアプリでモチベーション維持
使用したもの:
- 日本ソムリエ協会教本
- ワイン受験.com
- スマホアプリ「Studyplus」(後述)
- PC(エクセル)
- 参考書(殆ど使わなかった。)
ソムリエ/エキスパート試験は一次試験の方が難解で、膨大な量を暗記する必要があり、年々その量は増えてきていると言われております。この章では私が意識した、
- 勉強の進め方について
- 自己管理、モチベーションについて
の感想を紹介します。
1. 勉強の進め方について
勉強の進め方について、色々試行錯誤したのですが結局は、
- 教本をよく読む
- ワイン受験.comの問題集を解く
これをひたすら繰り返すことが合格への最短距離だと思いました。他の方も仰ってますが試験問題は教本以外からは絶対に出ないという点が一つポイントです。それはつまり「参考書からは問題が出ない」と言い換えることもできます。
教本と参考書を行ったり来たりは好きになれない
何冊か参考書を買って目を通してみると、どれもとても分かり易く纏まっていて便利だと思いました。しかしあくまで個人的な意見ですが、参考書に頼ろうとすると内容によっては教本をみて、参考書をみて、時には行ったり来たりする必要がありました。
その探す手間と、記憶する場所が増える感覚が好きになれませんでした。教本をみれば分かりますが少し読みずらいのは否めません。だけれども内容的にはとても細かく載っているので慣れてしまえば参考書をみる必要がなくなります。
未だに勉強する時の辞書代わりとして愛用しています。教本は約750ページあり重たいので、切ってバラバラにすれば持ち運べるというアイデアも先生から紹介されました。なぜか可哀想になってしまい私は実行できませんでしたが。。笑
アウトプット(問題演習)に重点を置く
ワイン受験.comでは試験で出題されやすいところを出題頻度のランク別でピックアップされております。オリエンテーションでも教わった「基本に忠実に」を意識して大事なところからピンポイントに一読し、その後ひたすらサイトの問題を解きました。
ここがワイン受験.comの一番の強みだと思いますが、市販の問題集と違ってランダムで問題を出されるため何回でも問題を解くことができます。問題集だと問題自体を覚えてしまいますがそれがありません。
しかもスマホで問題が解けるので通勤時間を活用することができます。私はアウトプット(自分で問題を解く)が暗記ではとても重要だと感じ、またその方が眠くならないので自分には向いていると思いました。
最低限教本を読んだらすぐに問題を解きだし、はじめは教本を見ながら解きます。最終的には問題を見た瞬間教本のどこに書いてあるか頭に浮かぶ、その状態までいけば勝ちだと思います。もっと早くアプトプットに重点を置けばよかったと振り返ってみて今は思います。
2. モチベーション、自己管理
4月から独学で勉強を始めた時、不安に感じたのは勉強をちゃんと続けられるか、そして周りの受験生の状況が見えず自分の現在地が分からないことでした。一次試験まで大体3.5ヵ月~4ヵ月間くらいの期間があり、陸上で例えると中距離走みたいな感じかな? と当時思いました。
エクセルで10日間毎の計画表を作成
仮に中距離走ならばペース配分を考える必要があると考えて最初にゴール(受験日)を決めました。そして当日に至るまでの計画表をエクセルで作成しました。計画表では10日間毎に区切って目標(覚える内容、学習時間、解く問題数)を立てることで今やるべきことを明確にしていきました。
そして計画を立てたら毎日の学習内容を記録して10日間毎に振り返りを行いました。自分の行動を評価して改善・軌道修正していきました。躓かないで勉強が進めばいいのですがワイン初心者で、そもそも机に向かって勉強することが久しい私は最初何度も躓きました。計画に対して何がよかったのか、何が無駄だったのか振り返ることで少しずつ自分に合った勉強方法を見つけることが出来ました。
Studyplusというアプリでモチベーションを維持
学習内容を記録するために「Studyplus」という勉強に特化したtwitterみたいなアプリを使用しましたが、これには想像以上に助けられました。
このアプリでは似たような内容を勉強している者同士でフォローすることができ、周りの受験生の方の状況がわかります。時にはコミュニケーションを取り合って意見交換していました。モチベーションが上がらない、思った通りに勉強が進まず焦る時も、このアプリで周りが頑張っている姿をみてモチベーションを分けてもらいました。
ワインの勉強はとても楽しいですが最初は横文字が多く呪文だらけに思えたり、前半戦に勉強するフランスが覚えることが多すぎて何度も挫けそうになりました。「ボルドーの格付けなんて覚えられる訳ないじゃないか!」と嘆くこともありましたが、アプリを見ると同じところで悩んでいる仲間がいたので一緒に頑張れて楽しかったです。