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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 佐藤健さん

第1章 前年の教本をメルカリで購入、勉強開始

はじめに

私はもともとお酒が好きでビールやスピリッツに関しては少し勉強したことがありましたが、ワインに関しては全くの素人でした。(ボルドー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネというワードぐらいしか知らない、というレベル)

そんな中、2020年10月頃に書店で「ワイン一年生」という本を手に取り、これを読んでから一気にワインへの興味が湧きました。ワインの資格を調べたところ、JSAのソムリエ/ワインエキスパートを知り、独学で勉強されている方のために運営されているワイン受験.comに出会いました。山崎先生の無料オリエンテーションを聞いて、初心者の自分でも受かるのではないかと思い、11月に受験を決意しました。

一次試験について

山崎先生の動画講義は教本をベースにお話をされるため、教本の入手が必須です。受験年度の教本が届くのは試験を申し込んでからのため、それでは間に合わないだろうと、前年度の教本をメルカリで購入しました(協会HPでも買えると思います)。

届いてびっくりしたのがその厚さ、文字の小ささ、内容がぎっしりで、自分ひとりでは早々に挫折していたと思います。しかし、山崎先生の動画をワイン概論から一つずつ受講し始め、ボルドー、ブルゴーニュ、と受講していくうちに、自分の知識が無理なく増えていく確かな手応えがありました。

勉強時間とペースについて(重要な11章を確実に!)

山崎先生は動画の中で「一次試験に合格するためには80時間の勉強が必要」とお話されていましたが、私は要領が悪いため、合計で200〜300時間ほど勉強をしたと思います。私は平日土日も休みがほとんどない仕事のため、なんとかスキマ時間やまとまった時間を見つけながら、少しずつ進めました。今となっては、短期集中ではなく時間をかけて少しずつ進めたことで、受験後も定着する知識になったように思います。

他の受験生の合格体験記を見ますと短期集中で合格されている素晴らしい方々も大勢おられますが、私は早くから準備を進めるのが重要だと思います。特に、ボルドーの格付けやブルゴーニュのグラン・クリュ、イタリアのDOCGなどは1周目で完璧に暗記したにも関わらず、しばらく間があくとかなりの部分を忘れてしまっていました。なので、1周目にしっかり時間をかけて確実に覚えながら少しずつ進み、直前にもう1周することで知識が定着しやすいと思います。

特に、山崎先生がオリエンテーションでお話されていた「重要な11章」である、ワイン概論・酒類飲料概論・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・ポルトガル・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・日本はじっくり時間をかけるべきだと思います。

年間スケジュール

参考までに、私の勉強の年間スケジュールを記載させて頂きます。

  • 11月中旬 ワイン受験.com 受講開始
  • 11月中にワイン概論・酒類飲料概論終了、ボルドー開始
  • 12月中旬にかけてボルドー・ブルゴーニュ1周目終了(暗記も含め完了)
  • 12月中旬〜1月下旬にかけて、その他のフランスの地域を少しずつ終了
  • 1月下旬〜2月末でイタリア終了 ※フランス・イタリアで3ヶ月以上かかりました
  • 3月初旬〜下旬 スペイン・ポルトガル終了
  • 3月下旬〜4月中旬 ドイツ終了
  • 4月中旬〜4月下旬 日本酒・焼酎とアメリカを並行して開始(ドイツで心が折れかけて日本酒に逃げました)
  • 5月 オーストラリア、ニュージーランド、日本 ※ようやくここで重要な11章が終わりました
  • 6月 南アフリカ、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、チーズ、酒販 ※6月からはマイナー産地を進めつつ、重要な11章の問題演習(復習)も行いました
  • 7月 ここからはペースを上げて、1章あたり3-4日のペースで次々と進めながら、復習も並行して行いました
  • 7月下旬 すべての章終了
  • 7月下旬〜8月上旬 ひたすら模擬試験
  • 8月7日 一次試験合格
  • 8月21日 一次試験2回目合格(2回受験で申し込んでいたため2回受けました) ※その後仕事が忙しくテイスティングなかなか勉強出来ず
  • 9月中旬頃から本格的にテイスティングの勉強開始
  • 10月18日 二次試験受験