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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 佐藤健さん

第3章 知識を整理してからテイスティングに望むべき

二次試験は、早めの対策が必要。わかってはいましたが、一次試験の勉強に追われてなかなか本腰をいれた取り組みは出来ず、結局9月スタートとなってしまいました。一次試験の勉強中も、産地を覚えるためにちょこちょこワインを買って飲んではいましたが、やはり二次試験対策としてワインに集中して向き合う期間が必要と思います。

ただし二次試験は75%の方が受かるそうなので、基本品種を押さえられればきっと合格できると思います。

最初に購入したのはもちろん山崎先生監修のオペラワインハーフボトル6本セット(動画付き)完全に素人の私は、二次試験も山崎先生にすがるような思いで購入しました。大変わかりやすい山崎先生の講義動画もセットとなっており、とてもオススメです。

また、テイスティングはむやみやたらに何本も飲んでも成長しません。まず、山崎先生の動画付きワインを購入して、「知識を整理」してからテイスティングに望むべきです。ワインは一度には飲めませんし、何度も買うお金の余裕はありませんので、小瓶詰替法がオススメです。

二次試験勉強の順序

1. まず知識をつける

ワイン受験.comのコンテンツや動画で二次試験対策について詳しく書かれていますが、最も重要なのは基本6品種の特徴を確実に押さえることだと思います。

そして、本番で品種を外してもいいように、大まかに「ニュートラル系の白」「アロマティック系の白」「濃い赤ワイン系」「淡い赤ワイン系」というカテゴリー毎に理解し、これらに共通する答案を丸暗記することから始めるべきだと思います。

2. ブラインドよりもまずはオープンテイスティング、そして素振り

知識を得たら、まずはブラインドではなく、何のワインかを意識した状態で飲むことが重要です。答えを作りながら何度もオープンテイスティングを行いました。

そして、1種類だけ飲んでも全く成長しないということも学びました。必ず、比較テイスティングをすること。そうすれば品種ごとの違いだけでなく、国ごとの違いも勉強できます。

また、日中の飲めない時間帯は、とある品種を飲んだ状況をイメージして、回答を口ずさむこと。これも非常に重要です(素振り、エアテイスティング)。

3. ブラインドは本当に最後のほうで

私は試験の1週間ぐらい前からようやくブラインドも混ぜながら、でも基本はオープンテイスティングを繰り返しました。ひとりブラインドのやり方は山崎先生の小瓶詰替法が最適です。

尚、私は地方在住のためどうしてもライブのテイスティング授業を受けることが出来ずとても不安でした。そこで私はオンラインでテイスティングの授業を受けられる「ヴィノテラスワインスクール」というサイトも利用しました。

これは現役ソムリエの方の講義を聞きながら届いたワインを飲むという授業で、これも非常に勉強になりました。完全な独学はどうしても限界があると思いますので、是非こちらも利用してみたら良いと思います。

最後に

約1年間の勉強期間を経て、無事に一度の受験で合格することが出来ました。試験勉強の大半は一次試験対策が占めることになると思います。なので、とにかく一次試験の勉強を計画的に行うことが合格のカギだと思います。

そして、ワイン受験.comはこれ以上ない試験対策ツールです。山崎先生の授業なしに合格は絶対に有り得なかったと思います。試験に合格できて大変嬉しい反面、毎日のように動画でお会いしていた先生とのお別れがとても寂しかったです。山崎先生、本当にありがとうございました。