ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス M.Iさん
第5章 二次試験本番: 本番の空気で焦る! これまでの練習を信じて
当日朝は、白のニュートラル(ミュスカデ、シャルドネ)、アロマティック(リースリング)などで軽くオープンティスティングをしました。
ワインエキスパートは、目黒の雅叙園での受験だったのですが、当日は、多数の受験生が殺到するため、かなり早めに到着するようにし、最後の復習をしました。様々なワインスクールの講師の方と共に、山崎先生も会場にいらっしゃり、ご挨拶させて頂きました。激励を頂き、非常に勇気付けられました。
開場すると、幾つかの大部屋に分かれて入ることになりますが、私の組は一番大きなバンケットホールで、受験生も数百名いらっしゃいましたので、少し緊張感が高まりました。
目の前には白2種、赤2種、その他のお酒の合計5点があり、若干量にはバラツキがあったように思います。試験が開始されると、これまでのテイスティングフォームを崩さず、まずは外観、そして香り・・と進んだのですが、いつもと違う照明と、温度で、どちらも上手く取れない! 品種を絞ることも思うように行かず、かなり焦ってしまいました。
ただ、ここで一旦これまでの練習を思い出して、品種の絞り込みが難しいものは、目の前のワインに真摯に向き合ってコメントする、自信のない部分はよく選ばれるコメントを使って中間点狙い・・と、少しでも得点を重ねられるようにしました。その他のお酒は、割とすぐ判別できましたが、見直し含め、ほぼフルで時間を使いました。
何とか試験を終えましたが、これまでの模擬試験と比べても、自信が無い・・と思い、何度もSNSで同じ受験者の感想を検索してしまいました(これは意味がないので、おすすめしません。笑)やはり、本番は普段通りにいかないものだと思って、臨んだ方が良いのですね。
当日の速報発表を見て答え合わせをすると、ワインの品種1/4、その他のお酒1/1が正解で、その他、ヴィンテージはほぼ正解、生産国は3/4正解でした。幾つかは方向性を誤った回答をした可能性もあり、合格発表までの数日間は、正直、落ちたかも。。。という気持ちでずっと不安でした。