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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス ミランダさん

第2章: 3年目、二次試験対策はマルエムのスクリュー管を使った

山崎先生の二次試験対策理論講座がわかりやすかった

そしてまた時は経ち2023年になります。

もっと早く対策を始めればいいものの8月の下旬くらいから対策を開始し、まずは念願の山崎先生の二次試験理論講座に早速申し込みます。

そして先生が講座でオススメしていたマルエムのスクリュー管をその場でAmazonで注文し、これにワインを移し替えて自宅でテイスティングの勉強をすることにしました。

山崎先生の講座はシンプルでわかりやすく、二次試験のテイスティングで大事なことがコンパクトに凝縮されていて、この講座を受けていなかったら合格出来ていなかったと実感しています。

白、赤の基本3品種をスクリュー管に詰め替え

はじめ自宅では、白と赤の基本3品種、すべて産地はフランスで統一し、スクリュー管に分けて入れ、ポストイットに正解を書いて輪ゴムでくくりつけ、毎日練習していました。その際に、テイスティングのコメントシートを横に置いて、実際の試験と同じように解答するようにします。もちろん、白軽め、白重め、赤軽め、赤重めのコメントは暗記し、スラスラと書けるように特訓もしていました。

またワインスクールのテイスティング講座も数回受講しました。そこでやはり同じブドウ品種でも生産国やヴィンテージの違いで全く香りや外観、味わいの違いを実感し、ワインショップに行き、違う生産国の基本品種を購入し自宅でトレーニングしました。毎日トレーニングを積み重ねて行くと、前よりもテイスティングが上達してきたのを感じました。

本番当日

そして迎えた10月16日本番当日、2時間ほど前に雅叙園に到着します。山崎先生がおっしゃっていた通り、当日のテイスティングは控え、朝は軽めに塩握りを食べました。

試験ギリギリまで今までの復習、テイスティング理論を見直し、テイスティングのコメントも何回も心の中で唱えて試験に臨みます、基本的なミスは絶対にしないように慎重に解答欄を確認しながらマークシートを埋めて行きます。

白ワイン

白2つは明らかにアロマティック品種だと感じ、ひとつはソーヴィニヨンブランだと思ったのですが、今まで感じたことのない香りのようでした。無難にフランスにしましたが、正解はチリです。チリのソーヴィニヨンブランは飲んだことがありませんでした。

二つ目の白ワインはリースリング、そしてドライに感じたのでオーストラリアにし、こちらはヴィンテージも全て正解でした。

赤ワイン

ひとつは苺のような香りと軽めに感じましたので日本のMBAにしました。が、正解はフランスのグルナッシュです。この品種は全くノーマークでした。

もうひとつはフランスのPNと解答し、正解はスペインのテンプラリーニョでした。

その他の酒類

リキュールは一瞬でジンと分かりました、これはほとんどの人が正解しただろうなと思いました。リキュールもひょっとしたら違いを判別するのが難しいものが出るかと思い、48種類のリキュールを購入し練習していたので、少し安心しました。

全体を通して、そこまで大きくはずすことはなかったはずなので落胆しませんでしたが、それでも結果が発表される直前は生きた心地がしませんでした。

そしてついに結果発表の日の17時、サイトに合否が発表され、自分の受験番号を探すと、ありました!! もう信じられないくらい感動しました! この日の夜はずっと我慢していたワイン以外のお酒を飲みました。笑

試験を振り返って

一次試験の対策はやはり暗記がメインでした。完璧に覚えたと思っても、実際に山崎先生の問題集をやってみると、何回も何回も違う問題が出てくるので、時間が許す限り問題を解き続け、不正解のところを徹底的にチェックすることが大事だと思いました。

二次試験は合格率がほぼ75%と言っても、4人に1人が落ちるのです。この合格率は決して高くないと思いました。難しい一次試験を通過した方々なので、二次試験もバッチリと対策しているはずです。それでも合格率が75%なのです。ゆっくりでもいいので、出来るだけ早めの対策がいいと思いました。

また、テイスティングは白、赤、それぞれの基本3品種を中心に対策しましたが、やはり、それ以外の品種もある程度は練習して置いた方がよいと個人的には思いました。

最後にいちばんの失態は、二次試験の願書を出し忘れて2022年は受験できなかったことだと思います。笑

これからも、まだ出会ったことのないワインは山ほどあるので楽しくワインを飲んでいけたらなと思います。