ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 須崎美々さん
第3章 二次試験は当てにいかない、平均点を取る
二次試験通過までの勉強法
二次試験ではテイスティングと論述がありますが、論述は三次試験の考査対象なのでここではテイスティングのお話をします。テイスティングの勉強についてはかなり遅くから始めました。正直言って、9月頭から始めたと思います。無謀すぎるので皆様は真似しないことをお勧めします。
ワインはスーパーやワインショップなど色々なところで買いました。サンライズやアルパカみたいに安くてシリーズ化されてる商品は比較しやすかったです。また、テイスティンググラスはAmazonで試験と同じものを購入しました。C1000については一度にボトルを飲み干すのではなく先に詰め替えておいて品質保持とブラインドテイスティングをしやすくするためです。どちらも詳細はワイン受験.comの二次試験対策講座 に明記されてますのでご覧ください。
基本的な品種のみ勉強
さて、かなり勉強スタートが遅かったとはいえ普段からワインは飲んでいました。安旨ワイン(特にカベルネソーヴィニヨンやシラーズなどのがつんとした赤ワイン)を好んで飲んでいたので、それを基準に好きな味かそこまででもない味かで判断するようにしていました。
勉強した品種は、
- 赤: カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー(ズ)、ピノ・ノワール、一度だけマスカット・ベーリーA
- 白: シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、甲州
といった基本的な品種のみです。フランスかニューワールドか、という区別は付けられるように意識して比較試飲していましたが、アメリカかオーストラリアかと言ったところまでは正直分からないことの方が多かったです。
大事なことは「当てにいこうとしないこと」。とにかく平均的な回答にするようにしました。満点を取らないといけない試験ではないので、軽い赤ワインならこの選択肢、重めの白ワインならこの選択肢、といったふうにある程度決めて試験に臨みました。