ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 須崎美々さん
第4章 三次試験通過までの勉強法と本番の様子
1. 論述試験
論述対策については色々なサイトやYouTubeを漁りながら傾向を探りました。その中で、
- 指定されたワインと相性の良い料理について問われる問題
- 時事的な問題
は押さえておくべきだと思い、料理の問題についてはテイスティング同様、重い赤ワインならこういった料理が合う(理由も含めて)などある程度頭に入れてから臨みました。
時事問題は普段からワインのニュースを読んでいたわけではありませんでしたが、ワインレポートというサイトを時折眺めて、問題にしやすそうなSDGsや環境保護の記事を重点的にチェックし、自分の文章としてアウトプットできるようにしておきました。
論述対策に関してはテイスティング対策と同時並行になるので、どちらかというとテイスティングに時間を割いた方がいいと思います。
2. 実技試験
実技試験はパニエを使った抜栓、デカンタージュです。パニエ、リトー(白い布)は購入しました。細かいところで緊張したくなかったので黒サロン(腰巻のカフェエプロン)も用意しましたが、受験者の皆さんは色々な仕事着の方だらけだったので無理にソムリエ風の格好をしなくても大丈夫だと思います。
ですが、サロンにはポケットがついていてソムリエナイフやキャップシールを入れるのに便利なので、結果として用意して良かったと感じています。
対策は二次試験を終えてから始めました。十分に間に合うと思います。YouTubeに色んな方が動画をupしてくださっているので、それを見、ノートに流れと気をつけることのメモを書き留めました。また、時間を測って本番と同じように抜栓、デカンタージュ、片付けまできちんと練習されることをおすすめします。
本番の様子
本番、試験官3人に審査されます。受験者6人はコの字型のテーブルに配置され(1テーブルを2人で使うイメージです)、テーブルの後方にはグラスやワインなどの備品が置かれています。
試験開始直後は備品置き場が混み合い、ここでタイムロスする可能性が高いです。焦って我先にと行かないようにしつつ、時間内にテキパキと終わらせるためには試験前にきちんと練習しておいた方がいいと思います。
なお、私は抜栓練習こそ繰り返しおこないましたが、シミュレーションはそこまでしておらず、本番で終了時間ギリギリのフィニッシュとなりました。試験時間は7分間で時間に余裕があるように感じますが、実際は緊張と先述したタイムロスであっという間に終わった印象です。
おわりに
2021年はソムリエ試験とともに駆け抜けた一年でした。大変でしたが、同時に充実感もあります。私の体験記を読んでくださった皆様は資格取得に少しでも関心のある方かと思います。
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