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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス なおさん

第2章: 対策項目についての詳細解説(一次試験向け)

1. アカデミー・デュ・ヴァン受験対策講座(2月下旬スタート・週一通学コース)

受験対策に必要なのは習慣化と仲間作りと考え、通学をすることにしました。2月下旬からのスタートでした。週一回、約3時間の講座。座学とワインテイスティングの2本立ての構成です。試験範囲である「日本ソムリエ協会 教本」(試験に申し込むと配布されます)の内容を全て網羅するものです。テイスティングは座学に紐づいていて、例えばアメリカの講義だとテイスティングもアメリカワインを数種類テイスティングするといった構成でした。

結論から言いますと、この講座に通うことが本当に必要だったのか疑問は残ります。座学は自分でも学べますし、後述するようにYouTubeでの講座も充実していますので、ここへ決して安くはない授業料を納める必要があったかどうか。また、テイスティングの実践も、後述する二次試験対策講座が大変わかりやすく、私が選択した講師の解説が「二次試験は何を問うているのか」という観点からズレていたように思えたので(これは後に気づくことではありましたが)、受講への後悔が残りました。

ただし、週一回の通学は受験勉強へのリズムが作れたことと、授業の度に小テストが実施されたため、同時に平均点も公開されたため、自分の実力が明らかになるというメリットはありました。ちなみに私は、春先から中盤戦に至るまでは平均点以下で、後半は常に平均点を大幅に上回るという生徒でした。前・中盤はあまり勉強していなかったことが如実に小テストの結果に反映しています。

講座で用意されるオリジナルテキストもよかったと思います。「日本ソムリエ協会 教本」を活用される方も多いかと思いますが、私は教本をほとんど開くことはありませんでした。また、月に一度程度、講師がワイン会と称する懇親会を開いてくれたので、受験仲間が数名できたことはメリットして挙げておきたいと思います。情報の共有と励まし合いに仲間はなくてはならない存在でした。

2. ワイン受験.com・ソムリエ試験問題集2024

アカデミー・デュ・ヴァン受験対策講座を受講すると専用のWEBサイトが用意され、専用に編集された講義動画と問題集を利用することができました。この講義動画を視聴して(倍速で再生できたので重宝しました)、問題集も繰り返し解きましたが、問題の偏りが心配で、別の問題集を購入しようとあれこれと調べました。

その調査の中で「ワイン受験.com」を知ることになりました。問題は約10万問もあるということで、これを繰り返し実施すればよいのではないかと申し込むことにしました。この問題集自体は試験の1ヶ月前に集中して実施することになります。一次試験の1ヶ月前の準備については後述します。

結局、書籍の問題集は買うことなく、アカデミー・デュ・ヴァンのWEB問題集とワイン受験.com・ソムリエ試験問題集2024の2本に絞って、繰り返し解くことにしました。

3. ワイン受験.com・一日一問メルマガ

無料で提供されるサービスです。一日3回配信される設定にして、メールが届く度に問題を解くことにしました。問題へ取り組む意識を一定のレベルで維持するための必要なサービスになりました。

4. 語呂ワイン(YouTube)

この試験は暗記からは逃げることができません。莫大な知識を叩き込む必要があります。YouTubeの配信コンテンツ「語呂ワイン」は、キーワードをおさえながら自然と知識を思い出させる動画として有用でした。また、国別などテーマ別に非常にコンパクトにまとまっていますので、繰り返し視聴することで知識の習得に役立ちました。受験直前の1ヶ月間はこの配信の視聴と問題集を解きまくることに多くの時間を費やしました。このコンテンツは、暗記キーワードが下ネタに走る傾向が高いので、好みが分かれるとも聞きました(女性はあまり好きではないと聞きました)。

5. ワインざんまい(YouTube)

勉強の箸休め的コンテンツとして視聴をしていました。「黒ブドウのシノニム」「白ブドウのシノニム」「イタリアDOCG赤」「イタリアDOCG赤以外」はこの動画(替え歌)で全て覚えました。シノニムとイタリアの産地と品種は非常に厄介(しかも要暗記)なので、これらの替え歌は私にとって有用でした。起床時、就寝時、ウォーキング時、など隙間時間を狙って繰り返し暗記するまで視聴しました。

6. アカデミー・デュ・ヴァン書籍「ワイン受験ゴロ合わせ暗記法2016」(絶版)

この書籍で、ボルドー61シャトー、ブルゴーニュのおさえるべき畑、ナパ・ソノマの主要AVAはすべて暗記しました。また書籍をパラパラとめくりながら覚えやすいゴロは拾いながら暗記しました。この書籍自体は絶版です。Amazonで古本を購入しました。暗記キーワードが下ネタに走る傾向が高いので、好みは分かれると思います。

7. アカデミー・デュ・ヴァン直前講座吉田さおり先生の「究極の総ざらい」1日講座

オンライン配信による一日講座。総ざらいによいかと思い受講。用意されたオリジナルテキストの物量も多く重宝するかなと思いましたが、すでにいろいろと書き込み慣れ親しんだ自分のテキストと二重化してしまって煩雑になってしまったのと、講義自体も「語呂ワイン」の簡潔さには及ばないかなと、私は思いました。もちろん有用だったと思う受験生もいらしゃると思います。

8. アカデミー・デュ・ヴァン模擬試験

4回分の模擬試験がパッケージになったもの。直前期に一日一回受験。正解率は、65%〜73%くらい。時間配分なども確認ができてとても有用でした。

9. ワイン受験.com・ソムリエ模擬試験2024

とても有用でした。直前期には一日一回は模試を解いていました。結果は、「C判定」がメインでした。間違ったところは必ず復習をしていました。