ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス NJさん
第3章 テイスティング理論講座は非常に有意義、絶対に出るべき
二次試験対策: まずはテイスティングコメントを暗記
もともと、8月13日の一次試験に受からなかった場合の保険として、8月31日も申し込んでいたのですが、8月13日〜8月31日の期間は二次試験の勉強をあまりせず、結局、早めに受かったメリットをフイにしてしまいました。
9月からはワイン受験.comの二次試験対策記事を繰り返し読み、最も一般的な軽め白/重め白/軽め赤/重め赤のテイスティングコメントを何も見ずに再現できるようにする練習を行うことにしました。
9月5日には山崎先生の テイスティング理論講座 を受講してきました。こちらの講座は、9月5日(土)と6日(日)の2日間に渡って開講されており、テーマは土曜日が「テイスティング理論 品種、生産国、収穫年の見分け方」、日曜日が「テイスティング理論 コメントの基礎、点が稼げるコメント」でした。
私は残念ながら土曜日しか参加できなかったのですが、非常に有意義でした。本気で合格を目指すのなら、絶対に両方出るべきだと思います。まず、ずっと画面の中での存在でしかなかった山崎先生を拝見できたことが非常に感慨深かったです。内容に関しては、トップノートとベースノートの概念を知ることができたのが良かったのと、同じように一次試験を突破して二次試験合格を目指す方々と肩を並べて勉強することで非常にモチベーションが上がりました。
小瓶法で基本品種の判別方法を身に付け、大森のワインバーでリキュールに関する知識を補う
9月下旬頃には、軽め白/重め白/軽め赤/重め赤のテイスティングコメントを何も見ずに再現できるようになりました。また、オペラワインで「山崎先生の基本6品種特別ハーフボトルセレクション」を購入し、小瓶を活用してブラインドで判別できるように練習を積みました。
さらに、大森のワインバーにて開催されていた二次試験対策講座に何度か参加させていただきました。こちらの講座では、ワインの判別方法に加えて、試験に出題される可能性のあるリキュールを小瓶でたくさんいただけたのがありがたかったです。
結局、基本6種くらいしか判別することが出来ない状態で当日を迎えましたが、山崎先生も「選択肢が増えるとかえって迷う」とおっしゃっていたので、基本品種だけしっかり当てて、あとはテイスティングコメントを大きく外さないようにしよう、という戦法で望みました。結果的に、白1種、赤1種、その他酒の合計3つを当てることが出来、合格しました。
終わりに: 資格取得以上の価値があったワイン受験
6月下旬から勉強を始め、模試の正答数は直前でもボーダーラインギリギリだったので、私が合格できたのは運の要素が大きかったように思います。しかし、とにもかくにも、独学で臨むのであれば、ワイン受験.comの問題集・対策講座は必須です。これを登録しないのは、ゴルフで7番アイアン持たずにラウンド回るようなものです。
山崎先生からは、単純にワインの知識だけでなく、今後一生涯役に立つ物事の考え方や試験の対策方法を学びました。当初の目標であったワインエキスパートに合格できたことはもちろん嬉しかったのですが、試験勉強を通してこちらのサイトやワインバーで仲間に出会えたことが大きな収穫でした。この文章を読んでくださった皆様も、ワインを通して人生に良い影響が与えられることを願っております。最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。