ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Sakinoさん
第2章 合格までのタイムラインと戦略
合格までのタイムライン
2021年末
- ワイン検定を受けたことをきっかけに、受験を決意
2022年1〜3月:
- 試験申し込み(=教本が届くタイミング)の3月までは、フリマアプリで過去の教本を購入し、勉強範囲を大枠把握
- 申し込みから1年間利用できるワイン受験.comの動画・問題集に申し込み、教本をみながら毎週少しずつ、ざっくりと予習(毎週15〜30分ぐらい)
4〜7月下旬:
- 山崎先生のワインスクールに毎週通う
8月6日:
- 1次試験を無事1回目で合格(7〜8月の期間内であれば保険として2回目の受験を申し込むことも可)
9月:
- 山崎先生の2次対策講座に行こうと思ったものの、同タイミングでコロナに罹患してしまい断念。だらだらしていたため、2次対策を始めたのは9月10日あたりから。
- オンラインのワインスクールを中心に、いくつか気になる講座を受講しオンライン授業をメインに対策をすすめる
- 都内のバーやワインショップで2次対策セットを提供しているところで2次対策 & 家ではできる限り毎晩テイスティング練習
10月18日:
- 2022年は10月18日が2次試験。同日17:00に銘柄のみ発表。
- 10月27日に合否がソムリエ協会のWebサイトにて発表され、合格。
合格に向けての戦略
「戦略」と言うと大げさですが、何せ仕事と両立しながらの勉強になるので、いかに限られた時間を有効に使うかを考え、大きく3つの勉強の方針を決めました。
- ノートをまとめることに時間をかけすぎない
- いろんな参考書や動画に手を出さない
- とりあえず1次試験に合格してから、次を考える
1. ノートをまとめることに時間をかけすぎない
「授業の前に予習して、授業は教本を見ながらしっかり聞いて、帰ったらまとめながら復習…」という流れが理想的ではあったのですが、とにかく短時間で効率的に学習する方法を考えていました。
その結果、授業中にPCでノートをまとめるのがいちばん良いなと思い、毎授業PCを持ち込んで、電子教本を画面の半分に、もう半分に「Notion」というノートアプリを表示し、リアルタイムで重要なポイントをまとめていきました。
この方法には向き不向きがあると思いますが、私の場合はこの方法が合っていたので、7月の追い込み期までは「授業中のノートまとめ」「スキマ時間でのノートの見返し」「移動中に問題集を解く」の3つの勉強方法に集中していました。
2. いろんな参考書や講座に手を出さない
これは山崎先生も繰り返しおっしゃっていたポイントかと思いますが、教える方によって合格に向けての戦略は異なるため、いろいろ手を出しすぎると「これ、覚えなくていいって言ってたのに、どうしよう」と不安にかられるシーンが増えてくると思います。
結果1次試験に関しては、山崎先生のワインスクールと、ワイン受験.com以外にはほぼ手を出しませんでしたが、それでも1次試験を1回目で合格することができました。
3. とりあえず1次試験に合格してから、次を考える
ワインスクールによっては、前半で1次試験の試験内容を、後半でテイスティングの練習する、といった構成の授業が多いようです。山崎先生の授業は1次試験対策の授業がメインで、「1次試験をとりあえず合格したら来年に繰り越せる」と思い、2次試験の本格的な練習は合格するまで特に行っていませんでした。
何度かワイン会に参加させていただいた中で、試験に出やすいワインの特徴などを教えてもらったりしていましたが、1次試験が終わるまではほぼ100%1次試験に集中していました。