ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 三度目の正直さん
第1章 教本を横に置いて動画を観る、スライドは全て印刷
一次試験は2017年、2019年と不合格。2020年3回目の挑戦でワイン受験.comに出会い、ワインエキスパート試験合格にいたりました。
ステイホーム生活で出会ったワイン受験.com
わたしは飲食店に勤務し週4〜5日フルタイムで働いています。仕事と家事を両立しながらワインエキスパート試験に挑戦しました。もともとフランス文化、フランスワインが大好き。たまたま職場でシニアソムリエの方にワインを教わったのがきっかけで資格取得に興味を持ち、5年ほど前から独りで勉強していました。
しかし、勉強不足のまま受けた一次試験は2017年、2019年ともに不合格。市販テキストでの独学に限界を感じ、今年こそはとスクールに通う決心を固めた2020年。そんな矢先にコロナのパンデミックが起きました。自粛生活が続く中でスクールに通うことはままならず、全く先が見えない状態に。勤務先の店は休業、家族全員ステイホーム生活となりました。
そんな時、SNSでワイン資格取得の勉強方法を調べていたら、偶然、ワイン受験.comが目にとまりました。そこでさっそく無料の問題に挑戦。しかしながら残念なことに全く解けませんでした。自分なりに時間をかけて勉強していたのでショックでした。その時すでに4月上旬。はじめるなら今しかない、とにかくワイン受験.comを信じてやってみよう、とすぐに入会を決めました。
一次試験対策
動画オリエンテーションを観て学習計画をたてる
ワイン受験.comの動画オリエンテーション1と2をじっくり観て、山崎先生のおっしゃる通りの項目順で勉強をはじめました。計画通り進まなくてもよし、ダメだったらまた来年チャレンジ、と楽な気持ちで。
教本を横において動画を観る → ひたすら問題を解く
右も左もわからない状況なので、まずは教本を横に置いて動画を観ました。
- スライドは全て印刷
- メモを取りながら観る
- 動画でざっと内容を把握したら問題を解く
- 間違えたところは教本でチェック
- ひたすら問題を解く
これを全項目でやりました。印刷したスライドは全てファイリングして、試験当日まで見直しました。
特にフランス、イタリアはAOC、DOCG等、学習量が膨大で大変でした。でもこの2つの国を一通り終えたら、この資格試験自体の学習のコツが掴めてきました。その後のスペイン、ポルトガル、他の国々や知識問題の学習はスムーズに進められるようになりました。
覚えにくい分野は一日一問メルマガで配信設定
知識が混乱しやすいスペイン、ポルトガル、覚えにくいイタリアDOCG問題は一日一問メルマガを活用して、朝昼晩と毎日必ず問題に触れるようにして記憶の定着を心がけました。
ボルドー格付けは忘れる覚悟で暗記
SNSで暗記の仕方を調べたり、自己流語呂合わせで必死に覚えました。案の定、試験1ヶ月前にすっかり忘れていて焦りましたが、2度目は1度目よりかなり楽に覚えられました。呪文のような格付けを頑張って覚えたことで暗記に自信がつきました。
苦手分野をあきらめない
特に苦手なドイツ、チーズの暗記は何度も投げ出したい気持ちになりましたが、試験直前10分前まで目を通してふんばりました。試験会場に向かう電車内で目にしたドイツの問題が本番試験で解けた時は嬉しかったです。あきらめないことの大切さも学びました。
息抜きはSNSでワインの国巡り
教本に載っている国々の風景、世界遺産、カルチャー、歴史を旅行者気分でSNSでチェック。その国の背景がわかると自然と親しみがわきます。ワインの知識だけにとどまらない問題への対策も楽しみながらやってみました。
隙間時間を活用、約16,000問解いた
その後自粛要請が解除され、7月に仕事が再開。4〜6月は1日8時間以上、家事以外の時間のほとんどを勉強に費やせましたが、7月からは勉強時間の確保に苦労しました。
でもそんな時こそワイン受験.comが大活躍。通勤電車、仕事の休憩時間など隙間の時間にスマホで問題を解き、同時に小国の学習も進めました。仕事の後は疲れて何もせずに寝てしまう日もありましたが、試験1週間前にようやく全章の学習を終えることが出来ました。最終的に問題は約2,600回、約16,000問解きました。
模試はコンスタントにB判定、本番もB判定で合格
ワイン受験.comの模擬試験7月末の結果はC判定。最後までA判定は出ませんでしたが、8月にはコンスタントにB判定が出るようになり(偏差値は57.5が最高)合格を確信することは出来ませんでしたが手応えを感じました。
試験直前8月後半には過去5年分2013〜2017年の過去問に挑戦したところ80%ぐらいの正解率でした。問題内容が今の教本に則してないところがありますが勉強の仕上げに役立ちました。(山崎注: 過去問は「ワインとグルメの資格と教室」というムック本に全て掲載されています。)
結果、一次試験はB判定で合格。4年かけ3度目の挑戦でようやくつかんだ合格でした。反省点として、A判定が出なかった理由は教本の読み込みが足りなかったからだと思います。各国の料理や細かな史実も勉強不足でした。また、ワイン受験.comの模擬試験でA判定を出せる力がついていなかったこともその理由だと思います。模擬試験は全部で6回、600問解くのに精一杯でした。