ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス テンテケテンテンさん
第1章: 一次試験「合格までに3,000問以上」を信じて合格
ワインエキスパートの資格取得を思い立ったのは2020年春に遡ります。結論から、一次試験は2020年に合格しましたが、2次試験は2020年、2021年、2022年とまさかの三連敗。もう後がない2023年、ようやく悲願の合格を果たすことができました。そんな私がお伝えできるのは、「諦めない心」と「これだけはやってはいけない、テイスティング対策NG集」となりますが(苦笑)、受験を迷ってらっしゃる方、足踏みされている方、テイスティング対策で悩んでいる方に、少しでもご参考にしていただければ幸いです。
春、ワイン受験.comに救われました
受験を決めたのは2020年4月頃だったと思います。緊急事態宣言でフルリモートになり、移動時間を勉強時間に充てられると考えたのがきっかけでした。毎朝、始業までの30分~1時間弱を勉強時間と決め、ネットなどで評判の書籍を数冊入手しましたが、なかなか頭に入らず苦慮していたところ、山崎先生のワイン受験.comを知り、理解しやすく全く無駄のない山崎先生の動画で、一気に視界が開けた感覚でした。
限られた時間のなかで、この動画で膨大な「ソムリエ教本」の要点を学び、毎日のメルマガとあわせ、時間があればとにかく問題を「解きまくった」ことが大きかったと思います。
夏、山崎先生のリアル対策講座で総おさらい
ワイン受験.comと並行して、渋谷で開催された山崎先生のリアルの対策講座や、7月に入ってからは、都内のワインスクールの直前対策講座などに通いました。とにかく試験範囲が広く、記憶がどんどん上書きされてしまうので、動画で学んだことの振り返りや、記憶にフックをつけて、知識を定着化する上で、とても価値がありました。
8月、一次試験初日
かくて一次試験初日。見たことがない問題や、「教本のあのページに書かれていた気がする…」という悔しいけど記憶があいまいな問題の多さに打ちのめされつつ、取れる問題は確実に取ろうと時間いっぱいまで見直しを徹底し、それでも、もう、次回また頑張ろうと半泣き状態でクリックした画面に「合格」の文字。
数週間の寝不足と、うれしい気持ちと、にわかに信じられない気持ちとで、残暑のなかを少し震えながら帰宅した記憶があります。
「合格」が目標ならアウトプットに比重を
正直かなり際どかったと思います。甘めに見積もって7割、厳しく見積もると6割前後だったでしょうか。本来は知識をしっかり身に着けたいオタク気質で、当初はノートや単語帳を作って反復していましたが、限られた勉強時間と期間では到底間に合わないと判断。「合格までに3,000問以上」という趣旨の山崎先生の言葉を信じて、知識のインプットに時間をかけ過ぎず、問題をとにかく解くアウトプットに比重を置くことに決めました。
試験までの終盤はワイン受験.comの問題集を近所のACCEAで表裏印刷してもらい、それだけで5,000問近く解いたでしょうか。知識が血肉になった感覚はありませんでしたが、合格できるだけのパターンが身についたのだと思います。今後、別の資格試験等にも応用できそうな、効率的な勉強方法だったと思います。
しかし、本当に大変なのはここからでした。