ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 内田陽子さん
第1章 一次試験対策のツール
福岡市在住です。2016年秋に初めて単発のワイン講座に参加したことがきっかけで、2017年に初受験しましたが、一次敗退。全くの独学で、勉強しだしたのがたったの2か月前だったので当然の結果でした。
「年々試験の傾向も変わり、難しくなっているので、早く受験したほうがいいよ」という仲間の言葉もあり、2018年で必ず合格すると意志を固めました。
厳選したツールを徹底的にやりこむ
そうはいっても本格的に勉強を始めたのは7月。ただ、フリーランスとして在宅で仕事をしていたので、かなり時間はたっぷり使えました。
8月前半にはブルゴーニュに一人旅してガイドを雇い、2日間丸々ドメーヌ巡りをしたことで、地域や畑の位置が体感覚として身に付き、勉強への意欲も加速したように思います。
それから、どんな試験対策にも言えることだと思うのですが、手広く広げるのではなく、厳選したツールを徹底的にやりこむというのがセオリーだと思います。
私が選択したツール
私の場合は、
- ソムリエ協会のテキストをとにかく全部読み込むこと
- ワイン受験.comを隅々まで読み、問題集を何度も解いていくこと
に力を入れ、補足としてYouTubeで
- 教本テキストをみながらソムリエ試験対策講座を視聴して全体像を把握
- ソムリエ試験替え歌、特にボルドー格付けを何度も聞いて覚える
そして ワイン受験.com の問題集を解いている際に、基本的にわからないところは教本テキストで確認していましたが、分厚くて情報量も多く、探すのに一苦労なこともあったので、
- 30日間ワイン完全マスター2018で、体系的に整理する
ということもやりました。この本に関しては、中身というよりもA4サイズでコンパクトでぱっとページが開きやすい点を重視して選びました。
この中でもやはり一番役に立ったのは、 ワイン受験.com の問題集です。正解率にしたがって、その項目ごとにABCDEとランク付してくれる仕組みなので、とにかく、すべての項目においてできればB以上、最低C以上を取れることを目標に、最終的に3000問ほど解きました。