ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Yukoさん
第5章 合格発表、夫の名前の下に私の名前が無い、まさか... あった!
二次試験から9日が経ち、いよいよ最終合格発表日を迎えました。夫には事前に「結果は自分で見るから。」と伝えていたので、発表開始時間に届いた夫からのLineには結果はありませんでした。その後すぐに私も日本ソムリエ協会のホームページで合格者の名前をチェックしました。
夫の名前を見つけ、すぐ下に私の名前が... 無い。「まさか。」と思いながらよく見ると、もう一つ下にありました。夫と私の間に、同じ名字の方のお名前があったのです。私は、カタカナ表示された自分の名前を何度も確認してしまいました。
受験を終えて
1月から始めたワインエキスパートの受験勉強は、目標達成でやれやれというところですが、合格はスタートラインにすぎません。資格はなくともワインの知識をお持ちの方はたくさんいらっしゃいますし、「資格を持っているのにこんなことも知らないの?」と言われないよう、これからが勉強だと思っています。
今、教科書と少しくたびれたノートは食卓のすぐ傍にあります。試験が終わって少し時間が経ち、忘れ始めていることもあります。合格するためだけの勉強ではないことを肝に銘じ、これから教科書をじっくり読んでいくつもりです。
私の体験から
覚えられなくて落ち込んだり、夫と比べて焦ったり、本気モードに至るまで寄り道ばかりしていた私ですが、それもこれも今回の受験勉強の中の私自身の姿であり、迷いながらも得たものは多く、大切な時間だったと思っています。今年はコロナ禍での受験でしたので、健康で終えることができて本当に良かったと改めて思います。
山崎先生のご指導とワイン受験.comのサイトは、合格に導いてくださるバイブルです。あとは本人の勉強次第というところ。勉強方法は人それぞれ、自分に合ったやり方で進めていけば良いと思います。(私の場合は、夫の進捗が気になってしまいましたが。)
字面だけでは記憶に残らない、いろいろ試して繰り返す
私は、覚えづらい文言は、声に出す、書く、ストーリーを作る、語呂合わせをする等、いろいろ試して繰り返しました。字面だけでは記憶に残りません。
試験は四択なので、必ず一つは正解が含まれています。あやふやな解答ではもったいないので、勉強したところは落とさないようにすることが重要です。そのためにも繰り返し問題を解いて自分のものにしていくことで成果が出てきます。私は、覚えたことをすぐに忘れ、落ち込むことも多かったのですが、焦らず、マイペースで楽しみながら勉強することを学びました。
御礼
冒頭にも書きましたが、私たちが合格できましたのは、山崎先生のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。夫婦ともども大変お世話になり、ありがとうございました。先生のご指導とワイン受験.comは本当にすばらしく、これから受験される方にぜひおすすめしたいと思います。
コロナ禍でお店に行ってご指導を仰ぐことはかないませんでしたが、いつか夫と共に、先生とご一緒できる機会がありましたら、と願っております。
最後に
年始に二人三脚で始まった合格までの道のり。夫婦での挑戦は長所短所が入り交じり、夫はある時は良き仲間であり、またある時は私の不要なプレッシャーの原因でしたが、一緒に目標に向かい達成できたことを心からうれしく思います。特に二次試験の準備や練習、また私の稚拙な抵抗に最後まで付き合ってくれた夫に感謝します。
「よく僕についてこられたね。よく合格できたね。」という夫の上から目線の発言には、今回に限り目をつぶり、飲み込むことにしました。辛いこともありましたが、受験勉強を通して世界のワインにまつわるいろいろなことに触れることができ、私の人生に広がりができました。
「平和で安全な世界に戻ったら、ポムロールでワインを堪能したい。」これが私たちの夢です。これからも前向きに、ずっとワインにかかわっていきたいと思います。