ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Y.Sさん
第2章: 参考書は読まなくて良い、とにかく問題を解いて復習
教材と勉強のサイクル
教材は、
- ワイン受験.comの動画
- ワイン受験.comの問題集
- 山崎先生の直前対策講座(対面)
勉強のサイクルは、
- 動画を視聴しその範囲の教本を読んで問題を解く
- 重要な箇所・問われた箇所を教本でチェック
- 問題を解いて習熟度を確認
- 必要なら暗記の時間を取る → 3.で確認
のやり方で進めました。
新しい内容よりも復習時間を多く取る
問題を解いて、8割程度は納得感を持って(他の選択肢が不正解である事も説明できる)正答できるようになったら次に進んで行きました。ただし一次試験の勉強で最も重要な事は、学んだ知識をいかに維持するかだったと思います。なにせ膨大な量がありますので。
新しい内容の勉強はワクワク感がありどんどん進められましたが、復習には目新しさがなく自分のできなさと向き合う作業なので後回しにしがちでした。しかし復習をおざなりにしては、試験合格に遠回りだと思います。
私自身、焦って先に進むばかりで学んだ内容を忘れ学び直すというタイムロスをしてしまいましたので、皆様には時間を無駄にして欲しくありません。初めのうちはやる気がありどんどん先に進めてしまいますが、今後復習をすることも考えたペース配分をおすすめします。新しい内容よりも復習時間の方を多くとった方がいいと思うくらいです。
ひとつ伝えたいことは、次に進む前に一度は覚え切る方が効率はいいと思います。定着があやふやなまま期間を空けて復習すると、まるで覚えておらず、初めて勉強するくらいの労力がまたかかってしまいます。
7月からは模試で弱点をあぶりだす
7月からはワイン受験.comの模試を受けました。網羅的に理解度をはかり、自信のない箇所をあぶり出すのに有効だったと感じています。
また7月時点で東欧のマイナーな生産国まで勉強が完了しておらず、ここは山崎先生の対面の直前対策講座にお世話になりました。
参考書は全く読みませんでしたが、教本とワイン受験.comのコンテンツだけで十分だと思います。しかしただ教本で学ぶばかりではなく、たまにはワインショップにお邪魔して、産地や品種の知識を実際のワインを見て確かめたり、飲んでみたりして、知識の実戦の機会を設けると勉強の成果が感じられ、やる気の継続につながると思います。
とにかくワイン受験.comの問題を解いて、解けなかったところを復習する。何回も間違える箇所は気合を入れて暗記する。これをやり切れば、きっと一次は合格できるはずです。
本番は7割は絶対の自信を持って解答
お盆休みも勉強を継続できるか怪しかったので、お盆前に1回目、8月最終週に2回目の予定で申し込みました。
問題の難易度は振れ幅が大きく、教本で見た覚えもない難しいものから、ワイン受験.comの問題集よりも明らかに易しいものまでありましたが、全体的には易しいものが多かったように感じました。
やはり合格のためには取れる問題を取りきるのが重要だと思いました。全く見当がつかない問題もあったものの、7割は絶対の自信を持って解答する事ができ、無事1回目で合格する事ができました。試験時間はカツカツではないので一問ずつ落ち着いて解答できるはずです。