ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Y.Sさん
第3章: 二次試験対策はお盆明けからスタート
教材・講座
教材・講座は下記の通りです。
- 山崎先生の二次試験対策講座(対面)
- ヴィノテラス二次試験対策講座
- ソムリエこーざ必勝マニュアル
- ワイン: ワイン受験.comに記載のものなど、約35本
- ワイン詰め替え用の瓶
- その他のお酒: アカデミーデュヴァン リキュール等40種小瓶セット
本格的な二次試験対策はお盆明けからスタートしました。まずは基本3品種の理解にしぼろうとフランス産でワインを揃え、その後新世界との比較と進めていきました。
週5回、1日2〜3種
ここからは週5回ペース、1日赤白2種ずつから始めて9月からは3種ずつで進めました。ただし出題の可能性が比較的高いミュスカデ、甲州、マスカットベーリーA、ネッビオーロ、サンジョベーゼは追加で付け焼き刃的に練習しました。
テンプラニーリョはほとんど練習できず、それがまさか本番に出題されてしまいました(笑)時間の許す方は、上に挙げた品種について自信を持って判別できるようになると完璧だと思います。
テイスティングはブラインドで
それからテイスティングは、最初の1回はオープンでもいいかもしれませんが、基本はブラインドをおすすめします。品種産地が分かっていると、脳が香りや味わいを作り出す事があるからです。オープンでは楽に分かるのに、ブラインドにしたとたん全く分からなくなる事を実際に経験しました(笑)
また品種や産地の特徴について知識がなかったので、ソムリエこーざのマニュアルやヴィノテラスの二次試験講座で特徴を学んでいきました。私のように地方在住だと、オンライン講座でも実際のワインを通じて学べるのは大変ありがたかったです。
テイスティングは感覚的なものなので、講師ごとに説明が違うこともありました。様々な講師の講座を受けすぎても時間を浪費してしまいますが、2,3受けてみて自分が一番しっくりくる説明を取捨選択するのはいいと思います。
コメントは山崎先生の4パターンをベースにした
二次試験で解答を求められるテイスティングコメントは、はじめは何を書いていいか全く見当がつかないと思います。私がそうでした(笑)が、二次試験はそもそも時間が短く、じっくりテイスティングする事が難しいです。
現実的には、ワインのタイプごとに解答パターンを用意しておき、試験ではそのパターンを微調整して記入していくことになると思います。私は山崎先生の講座で習った4パターンをベースにしました。
また一度は、できればスクールの講座で本番形式での練習をお勧めします。この練習でペース配分の確認と、コメントシートの記入に慣れる事が試験対策に役立つと思います。そして完全に未知のワインに対するテイスティングというのも、本番で焦らないために経験しておくべきだと思います。
その他のお酒はアカデミーデュヴァンのセットで勉強しました。飲んだことのないものが多くありましたが、山崎先生の講座で教わった通り整理し覚えました。が、配点はワインより小さいので、まずはワインの基本品種をある程度完成させる事が優先だと思います。