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テイスティング・コメントの選び方・アルコール添加の有無

アルコール添加の有無について

SAKE DIPLOMAでは、アルコール添加の有無が下記のような設問で尋ねられます。

  • アルコール添加されたお酒の番号を全て選択してください

1個または複数個の番号を選択します。選択個数は年により異なり解答用紙に指示されています。

アルコール添加の見分け方

アルコール感では見分けられない

アルコール臭の有無やアルコール感の強弱では見分けられません。日本酒は割り水の度合いによってアルコール感が大きく変わるからです。

アルコール添加されていても、割り水されてアルコール15度程度に調製されていれば、通常アルコール感は感じられず、スッと口に入ります。逆に純米酒でも、アルコール18度以上の原酒であれば、アルコール臭が感じられ、口中でのアルコール感も強くあります。

アセトアルデヒドで見分ける

最も良い見分け方は、アセトアルデヒドの香りで見分けるやり方だと思います。醪にアルコール添加されたお酒には、アセトアルデヒドに由来する木香様臭と呼ばれる木、草、青リンゴのような香りがしばしば感じられます。

香味のスッキリ感で見分ける

また、アルコール添加されたお酒は、香味がスッキリしていてキレが良くなります。アルコール添加されているのに香味が重いお酒はあまり無いと思います。

選択の指針

試験では4種類の出題の中で、通常1つがアルコール添加されたものとなります。あなたが最も香味がスッキリしていてキレが良いと思った番号を選びましょう。通常これは吟醸酒、または本醸造酒だと思った酒と一致します。