SAKE DIPLOMA二次試験、基本の回答パターン
SAKE DIPLOMA二次試験のテイスティングコメントは、先入観を持たず、真剣にお酒と向き合い、自分の感じた通りを回答するのが基本(建前)です。しかし初心者がそうやっても、なかなか点は取れないと思います。やはり「回答の型」(パターン)というのが存在しますので、まずそれを覚えるべきです。
ここでは下記の5種類の日本酒について、最も基本となる回答パターンを示します。全てPDFファイルです。ダウンロードして印刷することをおすすめします。なお、これらのファイルは「問題集、模擬試験のご利用」または「動画のご視聴」どちらかの有料会員の方のみ閲覧が可能です。ご利用の申し込みはこちらから
- 1. 純米大吟醸・大吟醸・推奨テイスティング・コメント
- 香りが大変華やかで、グルコース濃度が高い(つまり甘い)と思われる酒に推奨されるテイスティング・コメントです。
- 2. 純米吟醸・吟醸・推奨テイスティング・コメント
- 無色透明、ほんのりフルーティで、グルコース濃度はさほど高くないと思われる酒に推奨されるテイスティング・コメントです。
- 3. 速醸系酒母の純米または本醸造・推奨テイスティング・コメント
- あまりフルーティではなく、香ばしい風味でグルコース濃度は高くない(つまり辛口)、どちらかというと普通の酒に推奨されるテイスティング・コメントです。
- 4. 生酛山廃系酒母の純米・推奨テイスティング・コメント
- 色があり、濃厚で酸味、旨味、コクの強い酒に推奨されるテイスティング・コメントです。同様な酒で色が無い場合には、外観のところを修正してください。
- 5. 熟成古酒・推奨テイスティング・コメント
- 色が濃く、熟成香がする熟成古酒に推奨されるテイスティング・コメントです。
この通り回答しても満点は取れません。しかし過去の模範解答(正解)を精査した結果、これが最も無難な回答であり、覚える価値はあります。
ワインスクールのSAKE DIPLOMA試験対策クラスでも同じような事が教えられています。この基本パターンをベースにして、目の前のお酒がそのパターンと異なるところを臨機応変に対処することをおすすめします。