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受講生の声・R.Uさん

第3章 三次試験のチェック項目と詳細報告

三次試験対策

  • 日本ソムリエ協会の「ワインのサービス実技」の動画(ソムリエ受験者用に公開される動画)
  • インスタグラムでADVの藤次先生の抜栓動画を見て研究
  • ヘンケルスのソムリエナイフ
  • リトー、パニエ、デカンター
  • 安いボルドーのワインを沢山準備する

三次試験に関しては、二次試験合格後に準備を始めても十分に間に合うかと思います。

試験当日はソムリエナイフ、リトー、(ユニフォーム)を持参する必要があります。私はソムリエナイフを持っていなかったので、最初プルタップスのダブルアクションを購入しましたが、ナイフの切れ味が悪く上手くキャップシールを切ることが出来なかったので切れ味の良いヘンケルスのダブルアクションを購入しました。

まず日本ソムリエ協会の「ワインのサービス実技」の動画でサービスの流れを一通り把握し、どのパターンが問われても実技出来るようにしました。試験内容は何年も「赤ワインのパニエ抜栓とデキャンタージュ」が出題されています。これ以外が出題されるのではないかと噂されていましたが、赤ワインのパニエ抜栓とデキャンタージュを毎日練習しました。本番ではかなり緊張すると思ったので、体で動きを覚えられるようにしました。

以下、サービス実技の忘れがちな動作のチェック項目をまとめてみました。

  • ワイングラス、デカンターの汚れを確認する
  • 紙ナプキンでニ度瓶口を拭く(抜栓後も忘れない)
  • デキャンタージュの前にライトを点ける
  • ライトはワインの肩に当てる
  • ボトルにはほとんどワインを残さない
  • リトーを使用してお客様にサービス

コロナ禍なのでマスクは着用して、テイスティングの際はマスクをズラして行いました。

三次試験本番

試験当日の朝もパニエ抜栓とデキャンタージュを練習しました。山崎先生より「身だしなみ(髪の毛など)、服装、言葉遣いが悪いと減点が大きいので注意してください。」とアドバイスを頂いていたので、しっかりと確認して会場に向かいました。

ユニフォームのある方は、時間までに着替えを済ませてから控室で待ちます。会場によって異なるかもしれませんが、オリエンテーションを終えてから受験番号順に6人一組で呼ばれ、試験会場に移動します。待ち時間が長い方だと2時間以上も待たなくてはいけません。この待ち時間はとても辛かったです。

広い試験会場に6人一組×3が同時に試験を行い、受験者2人に対して試験官1人が見る形でした。

試験会場に入るとまず荷物を置きました。そして実技を行うテーブルに移動します。立ち位置の前にテーブル、その向こうに試験官、後ろにはワインや道具が置いてあるテーブルがありました。

こぼしてしまった!

受験者が一人ずつ順番に受験番号と名前を言い、全員が言い終わると試験官から試験内容が伝えられました。今年も「赤ワインのパニエ抜栓とデキャンタージュ」でした。一斉に始めるので、隣の方と声や動作が重なり少しやり辛いですが、気にせずに自分の動きに集中しました。想像以上に緊張してしまったのか、デキャンタージュの途中で手が震えてこぼしてしまいました。全員が終わるのを待ってから、試験官からワインを持って帰るよう説明があり、デカンターからワインをボトルに戻して栓をして終了しました。

試験本番では、想像もしない、普段起こらないことが起こってしまうことを実感しました。緊張の中なのでハッキリと覚えていない部分もありますが、体が動きを覚えていたので、こぼす以外は大きなミスはしなかったと思います。

さいごに

試験は長期戦なので大変かと思いますが、頑張ったら頑張った分必ず結果はついてきます。試験に申し込むのが遅かった私が申し上げるのもおかしいですが、量が多いので、早めに、そして計画を立てて進められることをおすすめいたします。受験される皆さま、頑張ってください!心より応援しております!

山崎先生へ

山崎先生に出会えたお陰でソムリエ試験に合格することが出来ました。本当にありがとうございました。感謝でいっぱいです。

先生の分かりやすくて楽しい授業、丁寧な言葉選びと解説、フランスの旅のお話を生き生きと楽しそうにされる姿が印象的でした。オススメのレストランや宿はメモしましたので、コロナが明けたら私も訪れたいと思います。いつか山崎先生主催のワイン会などで、先生や皆さまにお会いできる日を楽しみにしています! ありがとうございました。