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ソムリエ、ワインエキスパート二次試験、項目別の配点

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験の回答項目別の配点は、2021年の場合下記の通りでした。2022年も同様だと思われます。

回答項目別の配点

回答項目別の配点
回答項目配点
1. 外観18〜19%
2. 香り29%
3. 味わい17〜18%
4. その他の項目8〜10%
5. 収穫年5%
6. 生産国7〜8%
7. 品種12〜13%

項目別に回答する数が違いますので(例: 外観は1本あたり8個)、回答1個あたりの点数に換算すると下記のようになります。

回答1個あたりの点数
回答項目配点
1. 外観1点
2. 香り1点
3. 味わい1点
4. その他の項目1点
5. 収穫年2点
6. 生産国3点
7. 品種5点
8. ワイン以外の飲料1本につき3点

ワインにより異なることもありますが、通常はワイン1本あたり40点満点となります。つまりソムリエはワイン3本、ワイン以外2本なので126点満点、ワインエキスパートはワイン4本、ワイン以外1本なので163点満点です。

合格点が決まっているわけではありません。毎年だいたい上位75%くらいの人が合格となり、下位25%くらいの人が不合格となります。

テイスティングコメントは重要、しかし...

外観、香り、味わいで全体の64〜66%の配点があります。また二次試験は上位75%くらいの人が合格できますので、品種や生産国を全て外しても、テイスティングコメントを無難にまとめていれば合格できそうです。

しかし今やネットで情報を収集している多くの受験者は、このことを知っているために、みんな無難なテイスティングコメントを回答します。みんながそうすると点数の差がつきません。つまり合格(上位75%)も不合格(下位25%)も紙一重の差となります。

またテイスティングコメントの正解は、年によって、つまりソムリエ協会で正解を作る人によってゆらぎがあります。つまり、あなたが回答した無難なはずのテイスティングコメントが運悪く正解と少しずれていた場合、紙一重の差で不合格となる恐れがあります。

確実に点を取るためには

品種や生産国を、可能な限り当てるべきでしょう。全て当てることは難しいと思いますが、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンなどの基本品種は確実に当てて点を取りましょう。品種は1つ当てるとコメント5個分の配点があります。多少のコメントのずれは吹き飛ばしてくれます。

また品種や生産国を外すと、普通はテイスティングコメントの方向性もずれるため、テイスティングコメントの点も下がります。試験では、品種を当てる当てないということは、いろいろな箇所の得点に影響してきます。品種を当てるということは、やはり合格への王道です。

ワイン以外の飲料の3点も貴重です。ここは一度飲んでおくだけで当てられるお酒も出題されます。分かれば確実に点を取れますので、外さないようにしたいところです。