二次試験対策
良く出題される品種
ソムリエ、ワインエキスパート資格の、ここ20年ほどの二次試験の傾向を分析した独自の調査結果によると、良く出題される品種は下記の通りです。基本的な品種が繰り返し出題される傾向にあります。
白ワイン
- シャルドネ
- リースリング
- ソーヴィニヨン・ブラン
赤ワイン
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- ピノ・ノワール
- シラー(シラーズ)
効果的な二次試験対策
ソムリエ、ワインエキスパート資格の二次試験合格のためには、ふだんあまり飲まないような難しい品種を当てられるようになる必要はありません。むしろ基本的な品種を確実に識別できる事が要求されます。
以前はフランスワインしか出題されませんでしたが、近年は米国やオーストラリア、さらに日本などさまざまな国のワインが出題されるようになりました。小売価格5,000円くらいまでのワインが良く出題され、それより高いワインはあまり出題されません。また、ロゼやスパークリングワインが出題された事はありません。
品種、生産国、収穫年を当てることが重要
さて、二次試験では、それぞれのワインについて、外観、香り、味わいのコメントを行った上で、品種、生産国、収穫年などを回答しないといけません。以前はテイスティングコメントが記述解答式でしたが、1999年の試験からコメントも全てマークシート方式に変わりました。
ワインのテイスティングコメントはマークシート方式では採点が難しく、各人の実力の差が出にくいのです。そのため、確実に合格するためには、品種、生産国、収穫年を当てることが大変重要です。
ワイン以外のアルコール飲料
ソムリエ、ワインエキスパート資格の二次試験では、スティルワイン以外のアルコール飲料も出題されます。今までに出題された物から代表的な物を挙げてみると、
- シェリー
- ポート
- ブランデー
- ウイスキー
- 焼酎
- リキュール
などがあります。
コメントは不要です
これらについてはテイスティングコメントは求められせん。それは何なのか? を当てないといけません。例えば透明なお酒が出題されたら、下記のような選択肢でお酒の種類が問われるわけです。
- ジン
- グラン・マルニエ
- コアントロー
- ホワイト・ラム
種類を当てるだけなので、知っている人には簡単ですが、飲んだことが無いと判りません。配点は高いと思われますので非常に重要です。ふだんワインしか飲まない人は、早めにトレーニングを開始して見分けられるようになりましょう。