ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 野州の景虎さん
第3章: 一次試験当日 難問奇問も冷静に対処
来る7月29日、じめじめとした猛暑の中、私は地方の某テストセンターへ一次試験を受けに行きました。このような試験は初めてだったので、最初はどんなワイン好きや関係者がこぞって集まるのだろうと妄想しておりましたが、実際は小規模のパソコン教室のような小部屋に、3〜4人ぐらいが画面に向き合っているというものでした。
CBT方式の慣れない雰囲気にドキドキしながらも、私は試験官の指示に従い、ログインして試験に臨みました。「ワイン受験.com」で演習をこなした甲斐もあり、問題もテンポよく解くことができ、最終的に時間はかなり余りました。
それ、ワインに全然関係ないじゃん
ところが、いくつかの問題がかなり変化球続きで、あまり大っぴらには言えませんが、「それ、ワインに全然関係ないじゃん」というような予想の斜め上をいくようなものも平気で出題されました。
しかし、そのような問題であっても、「ワイン受験.com」で経験したことと教本で読み込んだことを思い出し、割と冷静に答えることができたと実感しております(全て合っていたかどうかまではわかりませんが)。
終了前の自己採点では7割
見直しも終わり、試験終了のボタンを押す前に自己採点をしたところ、「これはほぼ確実に合っているだろう」と思った部分を合わせると7割ぐらいはできている様子でした。とはいえ、ボタンを押す直前で私の緊張感は最高潮に達し、マウスを持つ手がカタカタと震えました。
そして、「ええい、なるようになれ!」と、ぽちっ、とクリックすると、瞬時に赤い文字で「合格」の2文字が画面右上に表示されました。あまりに一瞬のことだったので、しばらくぽかーんとしておりましたが、試験官に「お疲れ様、おめでとうございます」と言われてハッと我に返り、初めて合格した、という喜びの気持ちが溢れてきました。
合格! しかしすぐに二次試験のプレッシャーが
このうれしさを噛みしめながらルンルン気分で帰宅しましたが、運転中、あと2か月後にやってくる二次試験の対策も早急に練らなければ、というプレッシャーも同時にのしかかってきました。とにもかくにも、めでたく一次試験は突破できたので、その日は行きつけのワインショップでミレジム入りのシャンパンを奮発し、つかの間の祝福ムードを楽しみました。
徹底した問題演習は裏切らない
一次試験を受けた感想としては、確かにランダムに出題されるうえに見慣れない問題も含まれるかもしれませんが、それでも「ワイン受験.com」の模擬問題・模擬試験をしっかりこなしていれば、基本的な問題には慌てず対応できますし、そこまで恐れることはないということがわかりました。
更には、模擬問題をこなし、教本を読む(できれば本質的な意味も咀嚼しながら覚えていく)という、単純にこれを繰り返し行っていれば、きっと努力は裏切らないはずです。
あと、地方料理とチーズに関しては、一度は実物か写真を見たほうが良いかもしれませんね。とにかく、本当に心の底からワインが好きなのであれば、膨大な量の暗記も苦にならないと思いますし、試験も相応の点数を稼げるのではないでしょうか。
あらためて、一次試験合格に必要なこと
繰り返しになりますが、一次試験合格のためには、
- 教本をよく読む
- 「ワイン受験.com」の模擬問題・模擬試験を何回もこなす
この2つをしっかりやることに尽きると思います。