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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス あみワインさん

第2章 1.5倍速で動画を視聴、一時停止して教本を読む

一次試験対策のコツ

山崎先生の一日一問メルマガを1日3回(朝・夕方・夜)届く設定にして、休憩時間や寝る前に毎日続けました。動画を見ただけだとうろ覚えのことが多く、日々の戒めになりました笑 繰り返すとだんだん正解出来るようになっていき勉強が習慣化されて良かったです。

ワイン受験.comの動画配信をざっと一通り見た後は、問題演習を繰り返しやりました。出題形式に慣れておいた方がいいのと、試験当日は問題の順番が全てランダム出題のため、問題を解いていないと更に難しく感じそうです。

醸造の知識が無い自分にとって、「ワイン概論」の章ではワインや他のお酒をどのように作っているかが分かり面白かったのと、基礎を押さえる上で時間をかけて勉強した方が良いところだと思いました。

二次試験対策のコツ

基本的な品種(赤はCS、シラー・シラーズ、ピノノワール、白はSB、シャルドネ、リースリング)+日本ワイン(マスカットベーリーA、甲州)+ゲヴュルツトラミネール等の分かりやすいものに絞って勉強しました。特に小瓶に詰めて自宅でシャッフルしてブラインドテイスティングする方法は継続して取り組みやすかったです。

基本品種は新旧世界を比較するためにフルボトルを購入し、ゲヴュルツトラミネール等のアロマティック系は外で少量を飲んで味を覚えました。コメントはワイン受験.comの点が取れるポイントを暗記し、ずれないことを意識しました。

ワイン以外のお酒はかなりの種類を飲んで味を覚えるのは体力的にも大変なので、アカデミー・デュ・ヴァンが出している45種類の小瓶セットをネットで購入し微量をテイスティンググラスに入れて香りをメインに比較しました。

スケジュールと勉強の流れ

4月-6月(一次対策)

4月に出願してから約2週間でソムリエ協会から教本が届き、実感が湧くと同時にその分厚さと内容の濃さに圧倒されました。週末を中心にワイン受験.comのサイトを見て勉強計画を立て始め、1.5倍速で動画視聴⇒一時停止して該当箇所の教本を読む&重要な箇所にマーカーを引く流れで淡々と勉強を進めました。

地理や世界史の知識があると、勉強していると知っている地名や川の名前、単語等が出てきて暗記の辛さが少し和らぎました。ドイツやマイナー国を中心に、畑の名前や品質基準等の細かい違いは頑張っても覚えられなさそうと正直思ってしまいましたが、まずは一通り動画を見て全体をおさえてから反復して記憶を定着させよう、という作戦で進めました。

7月-8月(一次対策)

なんだかんだ7月半ばに入っても動画をまだ見終わっておらず、焦りが出てきました(約140本の動画を全て見るには案外時間がかかりますよね・・・)。7月後半に動画を見終わり、ワイン受験.comの模擬試験に取り掛かりました。

8月半ばの試験日までに20回分の演習をし、最初はD判定だったのが10点20点と確実に上がっていくことがモチベーションになりました。最終的に20回でB判定まで到達し(Aは取れませんでした)、1回目の試験で無事合格することが出来たときは嬉しさと解放感で一杯でした笑

フランスやイタリアの伝統国は確実に取っていこうと思い、模擬試験や教本で地図を見ながら覚えました(シノニムは反復がかなり必要でした)。フランスの産地×赤白ロゼ等の作っている種類や格付け等の細かいところは模擬試験で間違ったら教本を見返して少しずつ分かるものを増やしました。

試験当日は苦手だったドイツやオーストリアの品質分類やワイン法、ウルグアイ等のマイナー国が出て焦ったのですが、自分なりの得点源からカバーすることが出来たのかな、と受かったのが不思議な気持ちです。

8-10月(二次対策)

一次試験対策中はほとんどワインを飲んでいなかったので、受かったと同時にワイン受験.comでお勧めされているワインやテイスティング用の道具をネットで購入し、山崎先生の二次対策講義(オフライン)にわらにもすがる思いで申し込みました。

当初は種類をたくさん飲んでいないことに焦り、ワインショップのブラインドテイスティング講座に通ったりしたのですが、複数品種から短期間で味の違いを見分けることは難しく、かえって迷いが深くなると思い、ワインを小瓶に詰めて自分で勉強する方法に切り替えました。

外部のブラインドテイスティング講座の良いところはソムリエさんが味の違いをその場で解説してくれるサービス、どのワインが出てくるか分からないので力試しになるところ、純粋にたくさんの種類を飲めて楽しい点です。ただ試験で落ちないように得点するためにはセオリーを学んでから飲まないと、自分の中での選択肢がどんどん増えてしまって消化しきれないため、使い分けが大事だと思いました。