ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス H.Iさん
第3章 1次試験本番 〜 70分の制限時間はギリギリ
1次試験は8月1日に1回目を受験しました。仕事関係の資格試験でCBT形式の経験はあったので、会場入り、受付、パソコン操作などはスムーズにできましたが、未経験の方はパソコンの操作関係はネットで予習しておいた方がいいと思います。
特に
- 「後で解く・確認する」機能の使い方
- 文字の大きさ調整ができること
- ペース配分のためのタイマー確認
- 画面上部にその問題がどこの単元か小さく表示されていること
- 計算用の白紙が配られること
などは要チェックです。私は白紙が見つからず、注意書きの紙に重なっていたのに気付くまで少し時間を無駄にしてしまいました。
先に結果を言うと、1回目の受験で合格しましたが、70分の制限時間はギリギリで、120問全問解いた後に、自信がない問題の見直しを20問程度やったところで終わりました。
模擬試験では100問解くのに30分程度で終わっていましたが、わからない問題が出題されると予想以上に時間がかかる点が注意です。
問題の内訳と感想
以下、問題の内訳です。
- 問題集、模擬試験で勉強した通りに出題され、正解していると自信がある問題が50%、自信はないが2~3択に絞り込めれた問題が20%
- 初見の問題で、教本にあの辺に書いてあったなと漠然とした記憶はあるが、それほど自信のない問題が20%
- 初見の問題で、まったくわからない問題が10%
以下、1次試験を受けての感想です。
- 出題の70%は問題集、模擬試験で勉強できている。正解率90%になっていれば合格ライン近くまで得点できる
- 数年前にCBT方式になってから、教本を読み込んでいないとわからない問題が増えているとのことで、実際30%がその問題だった。受験の前に1週間ほど教本の文章部分の読み込みをして対策することで点数アップが狙える
- 知らない問題が数問出るとドキドキして、ダメかもしれないと思ってしまうが、実際はそれほど多くないため落ち着いて答え、簡単な問題を取りこぼさない
- どの国がどれくらい出題されるかは運のため、苦手な国でも重要ポイントだけは押さえて捨てないようにする。私はドイツ語の固有名詞が苦手で完全にドイツを捨てていたため、ほとんど答えられず苦戦しました
試験は制限時間になると自動で終了し、即合否の結果が画面に出るようになっています。自信ありと自信なしの割合的に合格ギリギリだろうと感じていたので、画面が切り替わる数秒はとてもドキドキしました。
終わると試験官が迎えに来てくれるので、案内に従って退出すると、合格と総合評価が記載されている証明書を受け取れます。Aが優秀、Bが合格ライン、Cがもう少しで合格、Dが不合格となっており、私はBでした。
振り返ってみると、私の場合は尻に火が付くまでのんびりしていたため、学習期間が短かくなってしまいましたが、それでも重要ポイントを抑えることで合格には十分手が届くと思います。「今日からは勉強だけに集中するぞ」と踏ん切りをつけたのがターニングポイントでしたが、毎日少しでも問題集を解いて暗記していくのが、地道ながら合格の近道だったと思います。