ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス K.ISHIMARUさん
第3章: 二次試験対策はブラインドで比較テイスティングとエアーテイスティング
二次試験対策はエノマティックマシーン
仕事の長期出張で二次試験対策は大阪で行いました。エノマティックマシーンがあるお店をお借りして、休日にブラインドで3種類ほど比較テイスティングをしました。山崎先生が作ってくださっている解答用紙を印刷して、本番同様、時間も測り、コメント用紙にワインの特徴をマークしていきました。
本番は緊張する為、1本6分で時間測るといいと思います。答え合わせはソムリエ二次試験対策講座の山崎先生が昔の模範解答を掲載下さってるので、そちらを見て答え合わせしました。正直、国と品種と生産国を全て外すと焦ります。
ですが、試験はコメントの方向性がずれることなくしっかりしてるといいと思います。大切なのはアロマティックなのかニュートラルなのかを判断するのと、樽香の有無と甘みの有無を判断できるかどうかが大切になってきます。
2日間東京であった山崎先生のテイスティング直前対策講座は凄く勉強になった。
私は住まいが福岡で、ようやく初めて東京で勉強も含めて山崎先生にお会いすることができました。山崎先生の声を聞いた瞬間、いつもの動画の山崎先生だと少しモチベーションが上がりました(笑)資料をもとに授業を進めて下さるので、資料にのってないところの説明はご自身でメモに取ることが大切だと思います。また、その資料はほんとに大切で、毎日その資料を読み、丸暗記しました。本当に試験で役に立ちます。
迎えたソムリエ二次試験当日
ソムリエ二次試験は福岡で受験しました。正直、慣れない方はかなり緊張しますが、合格率も高い試験なので自信持って下さい!
試験当日は香りがつくものは控えた方がいいです。例えば開場前にお手洗い行かれたとしても石けんは香りが手についてしまいます。そうすると試験最中、その香りが邪魔して香りが取りづらくなるからです。なので、香りがつくものはなるべく控えて試験に臨んでみて下さい。
また、開場するとオリエンテーションが始まります。オリエンテーションは試験官の方の話してらっしゃることを必ず聞いて下さい。大切なことを話してらっしゃいます。
解答用紙はマークシートでコメントの選択数が書いてあるので必ずその指示された個数のみ解答して下さい。少なかったり、多かったりすると、その項目は0点になってしまいます。なので、問題用紙の番号と解答用紙の選択個数と番号があってるか2度ぐらい見直ししてご確認下さい。
『始めて下さい』の合図で二次試験開始
1本目はグリーンがかったレモンイエローの色調で、若々しく軽快な印象のワインでした。香りを嗅いだ瞬間、ペトロール香しっかりで、菩提樹の花の香りがありました。先入観を持つのは大変危険ですが、リースリングだと確信しました。味わいも凄くドライでオーストラリアのリースリングだと解答しましたが、正解はドイツのリースリングでした。
2本目もグリーンがかったレモンイエローの色調で、若々しく軽快な印象でした。香りは凄くアロマティックな香りで、その時点でニュートラル系品種は捨てました。味わいもややドライな印象でしたが、香りから判断して、アルゼンチンのトロンテスと解答しましたが、正解はフランスのソーヴィニョンブランでした。
トロンテスとソーヴィニョンブランの香りのコメントは少しずれがある為、確信が持てなかった私は当時、かなり似せた無難なコメントをしました。恐らくそれも結果に結びついたのだと思います。なので、品種が分からない場合はコメントは無難な解答をされることを強くおすすめ致します。
3本目は紫がかったガーネットダークチェリーレッドの色調で若々しく濃縮感がある印象でした。香りも濃縮感がありましたが、練習中に何度も嗅いだことのあるココナッツミルクの香りがしました。味わいはアタックも強く、甘みもまろやかでその時点でオーストラリアのシラーズと解答を決めました。先入観を持つのは怖かったですが、自信があったのでそのように解答しました。結果的にオーストラリアのシラーズで見事正解しました。
その他の酒類は1つ目はかなり甘みがあり、アルコールも高くなく、褐色であったため、トウニーポートと解答しました。2つ目は香りを嗅いだ瞬間、焼酎の香りがしっかりで、その瞬間、泡盛と即答しました。結果的にどちらとも正解できたのでよかったです。
二次試験攻略のポイントは目の前にあるワインの特徴を描写し、結論を出すこと
二次試験の攻略のポイントは品種に確信が持てない場合、無難なコメントをすることです。もし、100%確信が持てる品種が出た場合、コメントも勝負していいと思います。
山崎先生もおっしゃるように生産国と品種はかなり配点が高いです。そこを落とすと他の受験者と無難なコメントの勝負になる為、受かるも受からないも紙一重になります。なので、二次試験対策は比較してブラインドテイスティングで生産国と品種の絞り込み練習、頑張って下さい!!