ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス K.ISHIMARUさん
第4章: 論述試験対策と実技試験対策
論述対策は特に過去問を解いて、字数と時間を意識した
論述試験はテイスティングが終わった後にすぐ始まります。年によって難しい問題も出ることはありますが、ほとんどが書きやすい問題だとは思います。
私は二次試験対策をしていくのと同時に時間を測って過去問を解きまくりました。1問6分で測って書きました。とにかく時間がない為、考える暇もなく、字数を書くことに集中しました。
まともに文章を書ける受験生は誰もいないと思いますよ。ポイントは時間内にどれだけ字数を書くかが大切だと思います。内容は多少悪くても問われてる論点がずれてなければ合格できます。あとはでたらめは書かないように正しいことを書けば良いと思います。この試験は答えは1つではありませんので、頑張って下さい!!
実技試験対策は自宅と会社でとにかく練習
実技試験対策は自宅で流れをイメージトレーニングしながら毎日練習しました。会社ではワインをパニエに入れる動作から始め、パニエ抜栓とデカンタージュの一連の動作を時間を測って5分台で終わるように試験と同様なトレーニングをしました。
この実技試験で大切なのは流れをどれだけ把握してスムーズに動けるかが大切だと思います。日本ソムリエ協会の教材にソムリエ受験者の方だけに送られる実技試験の教材があると思うので、そちらをご覧になって流れと言葉遣いを覚えてみて下さい。私は毎日その動画を見て流れと言葉遣いを勉強しました。
迎えた、実技試験当日
お店のユニフォームがある方は、オリエンテーション前に着替えを済ませて、待機室で待ちます。オリエンテーション後、すぐ1番前の席の方から順番に呼ばれますので、呼ばれたら荷物を持って実技試験ブースに移動します。
実技試験ブース入室後、受験番号と名前を試験官の方に言うように指示されるので、その場で言います。その後、試験官の方からサービスするワインの銘柄などを言われるので、全てしっかりと話を聞いて覚えて下さい。忘れるとその後、かなり大変です。
試験官はお客様だと思って、お客様のおっしゃることを全て覚える意識でいてください。その後、『始めて下さい』の合図で、横一列に並んでた受験生が一斉に試験官に覚えたセリフを話しかけます。かなり気になると思いますが、かまわず試験官に覚えたセリフを話しかけて下さい。
言ってることがかぶりますが、お気になさらないで下さいね。また、デカンタージュですが、古い年代のワインを指定された場合、澱があるので少し残さないといけません。しかし、若いワインの場合は澱がないので、残さず全てつぎきって下さい。
私の時は若いワインの指定だったので、全てつぎきり、『澱はございませんでした。』と一言、試験官にいいました。他の受験生からは『澱があるので少量残しております。』などの言葉が聞こえましたが、恐らくないので、減点されてるはずです。
そう言った間違った言葉も聞こえてきますが、かまわずご自身の練習されたことを試験で発揮されて下さい。試験が終わったら『終了致しました。』と試験官に必ず伝えて下さいね。三次試験は難しくないので、練習されたことを十分に発揮されて頑張って下さい。